
バルト3国証券市場、米ナスダックが買収提案(エストニア)
投稿日時 2007-4-13 2:07:00 | トピック: Baltic State
| 北欧及びバルト3国の証券取引所を運営するOMX ABをアメリカのナスダックが狙っているという。
OMXでは、いくつかの証券市場からの買収提案は来ているが、正式なオファーは何処からも受けていないと買収提案を否定している。
しかしながら、ブルームバーグが米ナスダック(Nasdaq Stock Market Inc.)がOMXに230億SEKで買収提案を行ったと12日報じている。
ナスダックは2週間前にOMX株1株に192クローナで買収提案を行ったらしく、OMXでは12日今買収提案について協議を持つことになっているという。
OMXのアドバイザリーを勤めるWestLBでは、如何にナスダックがOMXの株主、Investor AB、各国政府、そして各地域の大手銀行各行(Nordea AB、Swedbank AB、SEB AB)などに保有株の売却を即す必要が生まれるが、ロンドン証券市場の買収に失敗したナスダックが如何に魅力的な提案を行えるかが焦点になると見られている。
Investor ABは、実際にOMX株10.7%を保有する最大の株主となっている。
その他には、スウェーデン政府が6.6%の株式を保有するが、今後3年間に保有株を売却する計画であることから、買取株式数を徐々に広げていくことは十分有り得る環境にある。
OMXのMagnus Boecker代表は、3月8日にドイツのDeutsche Boerse AG、イギリスのLondon Stock Exchange Plc、アメリカNasdaq及びNYSE Group Incとの間で協力体制を整える意思があることに言及していた。
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