ロスネフチ,中国とは一定距離(ロシア)

投稿日時 2007-4-3 2:00:00 | トピック: Russia

国営石油最大手のロスネフチがTiman-Pechora石油ガス田事業開発でアジアの提携先とは協調しない一方で、サハリン事業では協調していく意向を強めている。

ロスネフチでは、中国のCNPC及びSinopecとの間で石油ガス田開発事業における協力の覚書を署名したが、実際にどの地域のどの分野で協力していくのかは全く明らかになっていない。

ロスネフチによると、CNPCからはVankorの石油生産で協力する提案があったことは認めるが、それ以上の詳細はないという。ロスネフチは、提携先企業には事業協力する地域を削減する意向で、事業協力はサハリンなどのアジアよりの地域に留めると見られている。

開発コストがTiman-Pechora石油ガス田開発より1.5倍から2倍掛かるサハリン沖油田開発をアジアマネーで進め、コストが掛からない油田開発には独自に進めるという事業戦略に舵を取ろうとしている。


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