ロシア版ナスダックの創設へ(ロシア)

投稿日時 2007-3-23 2:00:00 | トピック: Baltic State

Dmitry Milovantsev情報通信副大臣が将来ロシアにもアメリカのナスダックに似せた新たな証券市場の創設について示唆している。

新規市場は、同省参加の投資ファンド(RIFICT)が資金源となることになっている。計画ではこの4月早々にも市場は創設され、5月末までに役員などを選定するという。取引自体は8月頃開始を目指している。

RIFICTは2006年8月9日に政府主導で創設された基金で、IT企業や先進技術関連企業などに投資する機会を創設することを目的に立ち上げられている。

基金の保有残高は14億5000万ルーブル(約5570万ドル)で、情報通信省がロシア政府を代表して株主となっている。

計画が稼動し始めた後には、政府持分は51%にまで引き下げる予定で、3年後にはベンチャー企業OJSCに全ての資産を譲渡することになっている。

しかしながら、市場関係者の間では、今計画には悲観的意見が多く、このアイデアはアメリカのナスダックでは成功を見たが、欧州やアジアでは思うようには成功していないと批評的な声が大半を占めている。


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