
最大手銀行SEB Vilniaus Bankas,自社株買いで苦悩(リトアニア)
投稿日時 2007-3-19 2:05:00 | トピック: Baltic State
| リトアニア最大の銀行となったSEB Vilniaus Bankasの親会社SEB(スウェーデン)が少数株主からSEB Vilniaus Bankas株を買い取ることを進めているが、買い取り価格が低いとして買取に応じる株主が現れずに苦悩している。
ヴィルニス区裁判所は、少数株主の1人、Marius Jakulis-Jasonas氏の弁護士事務所AAA Baltic Serviceから訴訟が上がっていることを示唆しており、訴訟は、買い取り価格266.95リタスが低すぎ、既存株主に損害を与えることになるとの内容になっている。
SEBは、SEB Vilniaus Bankasの98.99%の株式を保有しており、少数株の取得で完全子会社化を目指している。
Marius Jakulis-Jasonas氏によると、同行株は少なくとも買取値の2倍は下らないと強気の姿勢を取っている。
また、Marius Jakulis-Jasonas氏同様に、株主の1人、Sarunas Skyrius氏や投資銀行GILD BankでもSEBの買取値は市場価値を無視したものであるとして、買取値の引上げを求めている。
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