最大手銀行VEB,将来的に航空機メーカースホーイを買収か(ロシア)
投稿日時 2007-2-7 2:00:00 | トピック: Russia
| 国内最大の金融機関であるVnesheconombank(VEB)が国営のスホーイ・ホールディングス傘下の航空機メーカー スホーイ・シビル・エアクラフト(Sukhoi Civil Aircraft)株10%の取得を目指していると示唆している。
同行のSergei Lykov副会長が株式10%の取得を目指していることをほのめかしており、VEB、Eximbank、ロシア開発銀行による3行合併終了後に設立される新開発銀行が株式を取得することになるという。
新銀行は、将来的に国家の支援を受け国内の非資源産業系企業に対する融資や輸出を支えることが目的されている。資本金も20億ドルを上回ることになっている。
しかしながら、スホーイも株式25%+1株を先にイタリアのAlenia Aeronauticaへ売却する協議を進めており、同社としては、この話を先に完結させたいとしている。
もし全ての協議が上手くいった場合、同社株は既存の大株主が51%の株式を所有し続け、25%+1株をAlenia Aeronautica、VEBらが10%、残り15%他の投資家が所有するといった構図となる。
ただし、VEBは将来的に株式を買い増す事を示唆しており、若干の保有比率に変化が生じることも有り得る。
VEBは6日にスホーイの国内でのスーパージェット100計画のための融資としてドイツ銀行から3320万ドルの与信を既に受けていると発表した。
スーパージェット100計画は中規模ジェットで飛行距離1750キロとされている。2008年に700機の生産を始める予定。
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