2008年までに全ての旧ソ連諸国へのガス価格を市場価格と連動に(ロシア)

投稿日時 2006-12-12 2:01:00 | トピック: Russia

ロシアでガス事業を独占するガスプロムが08年にも全ての旧ソ連邦諸国へのガス輸出価格を国際市場価格にまで引き上げる意向である事を示唆している。

旧ソ連邦諸国の中でも欧州へのガス輸送管が通っている諸国では通料として実質ディスカウント価格が適応されているがこれも将来なくなる公算が大きくなる。

これによると、ベラルーシでは現在1000立方メートルあたり46.68ドルで天然ガスを取得しているが、将来的には欧州平均とされる250ドルが適応されることになる。

ガスプロムのDmitry Medvedev代表は、全ての契約は長期契約を踏まえて価格設定されるとしながら、同社としては一方的な値上げを要求しているわけではなく、世界的な市場が下落すれば契約価格もそれに応じて下がりもするし上がりもすると柔軟な姿勢で契約を結ぶ用意があると示唆している。

また同氏は、07年からのウクライナ向けガス価格が130ドルとなった背景を、同国が年間550億ルーブル(20億ドル)相当のガスを購入する契約となっていることを踏まえてのものと説明している。


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