
バルト経済予測,今後も急拡大(エストニア)
投稿日時 2006-11-28 2:02:00 | トピック: Baltic State
| 大手銀行SEBが北欧経済予測の中でバルト経済予測に言及している。同行によると、バルト経済は引き続き拡大していくという。
今年エストニア経済は11.5%の経済成長が確実な情勢となっている。国内需要は強力で、GDPは労働力不足ながら引き続き成長が続くと見られている。給与水準も住宅市場のバブル的な上昇を起因する形で上昇傾向が続くという。
ラトビアの経済は既に過熱気味となっている。消費や与信ブームが継続的に拡大しており、潜在的な借金は長期的に不安定な状況にさしかかっている。また、失業率は過去最低水準にまで低下する一方で、給与は継続的に上昇傾向が続いている。
リトアニア経済は、エストニア、ラトビアに比べて成長度は下回るが、インフレや債務状況からするとよりバランスが取れている。リトアニアの不動産ブームはユーロ導入期待も薄れ既に峠を越えている。しかしばがらユーロ導入に向けたインフレ抑制に依然苦しむ状況が続く。
各国経済のポイントを押さえると、エストニア、ラトビアは加熱経済の傾向が高まりつつあり、リトアニアでは依然インフレリスクが潜んでいる。各国ともインフレ抑制に必死となっているが、ラトビアだけが政策金利引上げへの余裕が残されている。
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