鉄鋼大手またまたIPO(ロシア)
投稿日時 2006-11-16 2:00:00 | トピック: Russia
| 鉄鋼大手のMMK(Magnitogorsk Iron and Steel Works)が来春にも株式公開を計画しており、市場から10億ドルを調達することが確実視されている。
MMKは07年4月にIPOを行う意向で公開場所はロンドンを予定している。現在は、IPOを目指して準備を進める最中だが、社としての最終的な決定を経たものではなく、IPO時の放出株式数や正確な時期、公募価格などは全く決まっていない。
これまでに同社ではロシアのMICE(Moscow Interbank Currency Exchange)で2%の株式の放出を計画していたが、この7月にその計画も延期させていた。
株式公開時期の延期は、証券市場の環境整備具合やそれほど急いでIPOを行う必要性が無いとの判断からIPOは見送られている。
MMKとしては、これまでに競合の鉄鋼メーカー各社が海外でIPOを実施したことを受けて、証券市場が安定した後、最高の環境の中でIPOを実施することが社として最大のメリットを享受できるとの判断が働いた。
ロシアでは、これまでPipe Metallurgical Company(TMK)、Severstal、Chelyabinsk Zinc Plantなどが今年IPOを果たしている。
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