露軍,米軍事報告書内容を否定(ロシア)
投稿日時 2006-11-3 2:00:00 | トピック: Russia
| ロシア軍がこの程、アメリカ議会が報告した発展途上国との武器売買の契約高報告書の中でロシアがフランス、アメリカを差し置いて世界一の武器輸出国となったことを否定する公式見解を発表した。
米議会調査サービスが報じた同報告書では、05年度にロシアは70億ドルの契約を結び、その内の23.2%が発展途上国であったと紹介されている。
同じくフランスは63億ドルの契約高で、20.9%の取引が発展途上国であったとしている。アメリカについては62億ドルの契約高で途上国の占める割合は20.5%であったことになっている。
ロシア側の分析では、アメリカは当年81億ドルの契約があり、実際の発展途上国向け比率は45.8%もあったとされている。ロシアは第2位となる27億ドルで比率も15.2%と低く、次いでイギリスが24億ドルで同じく13.6%とアメリカの3分の1以下であった分析された。
連邦軍事技術協力局のAlexander Denisov副代表によると、ロシアとしては確かに武器輸出で世界一の座を目指していることは認めるものの、現実はまだまだアメリカの足元にも及ばない現状にあるという。
しかしながら、04年度の米議会で報告された当時の武器売買高でもロシアは54億ドルの契約があったと報告されている。
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