ガス価格が安過ぎて代替エネルギーへの移行の障害に(ロシア)

投稿日時 2006-10-27 2:01:00 | トピック: Russia

国内の廉価な天然ガス価格によりロシアの製造業者が代替エネルギーへの移行を躊躇う原因になっているとプーチン大統領がテレビ番組の中で発言している。

国内の製造業向けのガス価格が安く供給されていることを受けて、石炭、燃料オイル、その他の燃料などを利用することを躊躇している兆候があると露大統領は示唆しており、プーチン大統領が念頭に置く国内のガス価格の引上げ案に市民からの同意を取り付けたいという思惑が囁かれている。

現在、国内のガス市場は、政府主導によって価格が決められているガスプロムが市場を独占しており、国内の赤字分を市場価格で売買される輸出分(黒字)で補う形を取っている。

ガスプロムの国内メーカー向けガス価格は1000立方メートル43.12ドルで取引されており、欧州向けの平均250ドルからはほぼ五分の一となっている。


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