
瑞典Svenska Handelsbanken,国営銀行買収計画が頓挫(ラトビア)
投稿日時 2006-10-24 2:03:00 | トピック: Baltic State
| スウェーデンの有名銀行Svenska Handelsbankenによるラトビアの国営銀行Latvijas Hipoteku un Zemes Banka(Latvian Mortgage and Land Bank)の買収計画が頓挫し始めている。
Aigars Stokenbergsラトビア経済相と民営局及び財務大臣でもあるOskars Spurdzins氏の意見が割れていることで買収が頓挫したと見られている。
Svenska HandelsbankenのJohan Lagerstrom氏によると、同行では依然Latvijas Hipoteku un Zemes Bankaの買収に興味を持っていることを認めるが、経済相と財務相の意向が分かれていることで今後の協議をどう進めるかの目途が立たないという。
Stokenbergs経済相は、Spurdzins財務大臣の一括売却案に反し、銀行を二分割し、商業銀行業務のみを売却し、長期ローンを多く抱える開発銀行業務はこれまで通り政府管轄化に残すとする提案を示している。
実際にラトビアの銀行へはスペインの銀行も買収に興味を示しているが、Svenska Handelsbankenは、6月12日に同行の買収提案を民営化局へ提示している。
Latvijas Hipoteku un Zemes Bankaは1993年に創業した政府100%株主の唯一の商業銀行である。国内には30支店を展開しており、銀行資本も4851万ラトにまで増資されている。
昨年度の収益は464万ラトに上り、今年5月末の時点で、銀行資産は5億3449万ラト、貸出残高4億3360万ラト、預かり残高2億3052万ラトとそれぞれなっている。
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