高インフレが理由で通貨統合は09〜10年が妥当(エストニア)
投稿日時 2006-9-6 2:01:00 | トピック: Baltic State
| 格付け会社大手のフィッチがエストニアの通貨統合時期について独自の意見を示唆している。
マースリヒト条約ではユーロへの通貨統合にはEU内でインフレ率下位3カ国平均に1.5%を乗せたインフレ率以内に留めることを統合の基準として定めている。
これまでエストニアではスロベニアやリトアニアと共に07年にも通貨統合を目指してきたが、この3カ国からは唯一スロベニアだけがこの条件をクリアすることが出来た。
04年にEUへ加盟を果たした諸国の殆どは通貨統合時期を2010年に目指しているが、このままでは各国ともその時期を延期せざる得ない状態に陥っている。例えば、ハンガリーでは通貨統合は2013年か2014年が妥当と見られ、ポーランドでも2012年前までの統合は非現実的となっている。
エストニアの通貨統合もフィッチの予測では、最速でも09年、もしくは2010年に漸く果たすことが可能となると予測されている。
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