街からお酒が消えた(ロシア)
投稿日時 2006-7-24 2:00:00 | トピック: Russia
| アルコール取り扱いで新たに導入された規制によりレストランや酒店からお酒が消え、唯一販売されているウイスキーブランドが一つとなり、ワイン類はほぼ街から全てが回収されてしまった。
モスクワ市内にある有名レストランのアルコール消費量はこの7月に7割から8割まで減少してしまった。今回の新規制では、酒類の輸入時に必要とされるラベルをコンピューター化することが義務付けされたがその殆どでシステム導入が間に合わず商品不足が全国に広がり旧ソ連時代のように店頭から商品が消えてしまった。
多くのレストランがその売上げの半分を酒類から計上しており、今回の措置により大きな損害を抱えている。ワインカフェではその売上げが40%近くも減少し、存続自体が危ぶまれている。
レストランの多くがワイン不足を補うためにビールやウォッカに切り替えており、ワインカフェでも品数をこれまでの半数以下に留めたり、ビールだけを取り扱う店に変更したりなどして何とか営業を続けている。
当分は現状の問題が解決する見込みはなく卸業者でも扱えられるものはウィスキーではジョニーウォーカーの赤及び黒、そしてアルコール度数が低く今回の規制から外れているワイン10種類程度に限られているという。
問題解決には少なくとも10月までは待たなくてはならずロシア国内の小売売り上げ高は少なくとも2%近い減少を伴う事になりそうだ。
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