ロスネフチ株,公開直後に2.4%の下落(ロシア)

投稿日時 2006-7-19 2:00:00 | トピック: Russia

株式公開を果たしたばかりのロスネフチの株価が17日にユコスがロンドンでのIPOを阻止する動きを危惧して早くも下落を記録した。

ロシア証券市場(RTS)での月曜日の同社の終値は金曜日のロンドン市場の終値7.6ドルから7.42ドルまで値下がり、2.4%の下落となった。IPO時の価格が7.55ドルであったことから既に13%の暴落となる。

この間500万ドル相当となる64万8500株が取引され、19日からのロンドンでの自由売買を前に早くも公募価格が高すぎたとの声も出始めている。

ロシア国内大手銀行の一角MDMではロスネフチ株下落の主要原因は市場での将来的な原油価格の下落懸念に影響したものと分析している。

これまでにユコスではロスネフチがユガンスクネフチェガスの取得が法的に問題があるとしてロンドン高裁へロスネフチによるGDRsの売買を中止するように求めている。

ユコスは追徴課税の支払いを強要された形で傘下のユガンスクネフチェガスを安値で手放さざる得なかったことがあり、またそれを買収したロスネフチはユガンスクネフチェガスを獲得したことでロシア第2位の石油会社にまで成長したという背景がある。


バルトジャーナルにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://www.cpgbaltics.com

このニュース記事が掲載されているURL:
http://www.cpgbaltics.com/article.php?storyid=1128