ロスネフチ株取得に走る各国企業(ロシア)

投稿日時 2006-7-6 2:00:00 | トピック: Russia

中国石油天然气集団公司(China National Petroleum Corp:CNPC)がロスネフチ株取得に30億ドルを支払い、ロシア石油資産に可能な限りの接近を目指している。

CNPCでは、30億ドルを投じて可能な限りのロスネフチ株を取得したい意向で、IPOによって自社総額が800億ドルとも言われる同社との繋がりを強めたいとしている。

CNPCとしては、あくまでもロシア側として中国企業との関係を強化したいか否かによって、実際に株式取得を決める意向。

実際にCNPCにとって30億ドルのロスネフチへの投資は、大した意味はないと見られ、本当の目的はあくまでもロシアにおける石油権益を中国として可能な限り獲得することが最終目標と見られている。

ロスネフチでは110億ドルに上る債務を支払うためにIPOでは少なくともそれにあった資金の調達を目指すとみられ、IPOが成功すれば同社は少なくとも600億ドルから800億ドルの時価総額が認められることになる。

中国企業のほかには、マレーシアのぺトロナス(Petronas)が株式の取得を目指す見られ、英BPやブラジルのペトロブラス(Petrobras)などは株式の取得は見送ると見られている。


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