電力最大手,IPOに向けて幹事を決定(ロシア)

投稿日時 2006-6-30 2:00:00 | トピック: Russia

ロシアで電力事業を独占するUnified Energy System(UES)がアメリカの投資銀行メリルリンチと露大手銀行のアルファバンクを傘下の企業分割(スピンオフ)時の幹事とすることを明らかにした。

UESによると、株式公開(IPO)や企業分割、新規株式の発行などの手続きを両行に任せることになる。

この6月23日にUESの役員会では傘下の5社の分離に乗じた新株の発行を決めており、資金調達に成功すれば全て事業への投資に向けるとしている。スピンオフが予定されるのは、OGK-3、OGK-4、OGK-5、モセネルゴ、TGK-9の5社で、07年までに実施することになる。

UESの53%の株式を保有するロシア政府では、2010年度までに電力資産の売却で2080億ルーブル(77億ドル)の調達を目標としている。

UESによると、既存の電力設備網を近代化する為には、少なくとも5億ドル強の投資が必要と試算している。


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