米シティグループ,06年度バルト3国経済を平均8.8%成長と予測(エストニア)
投稿日時 2006-6-9 2:02:00 | トピック: Baltic State
| アメリカのシティグループがエストニア、ラトビア、リトアニアの06年度経済成長率を平均で8.8%と予測した。
同様のレポートを発表しているブルームバーグでも今年のラトビア経済を9.5%成長とバルト3国中最も高い経済成長率を記録すると予測しており、エストニア経済についても9.4%と高い経済成長を予測している。3国中、最も低い予測となったリトアニア経済でも7.9%と高い経済成長が予測されている。
シティーグループの経済予測ではバルト3国の経済成長率は最低でも8.3%と予測しており、インフレ率も平均4.6%と各国とも高い物価上昇が予測されている。
バルト3国各国は欧州連合の中でも最も高い経済成長を続けており、高度経済成長と高インフレのジレンマに陥っていることで、ユーロへの通貨統合時期を延期せざる得ない状態が続いている。
しかしながら、07年度にはバルト3国の中でも経済成長の優劣が鮮明となり始め、ラトビアの経済成長率は5.5%まで落ち込むと予測される一方で、リトアニアやエストニアではそれぞれ7%、8%と引き続き高度経済成長が続くと見られている。
インフレ観測では、エストニアの今年度のインフレ率は4.8%と予測され、07年度には2.3%まで下落すると見られている。ラトビアのインフレ率は今年が6.4%で、来年度は2.6%と予測されている。
また、通貨統合に失敗したリトアニアでは、今年のインフレ率は3.4%と予測されており、来年度には2.7%まで低下すると見られている。
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