ELTAによると、通信大手のTele2がロシアでの事業拡大を着々と進めている。同社は、ロシアの飛地カニングラードで携帯通信会社Digital Expansionを買収したことを発表した。
買収額は5020万リタス(約18億720万円)。
Tele2では、事業戦略としてロシアで足固めしたいとしており、今回の買収を行ったと説明している。
地元紙アリパエブによると、銀行が不動産の売却価格を指定し、不動産を売却するようなケースが増えているという。
銀行主導で売却を求められている物件の多くは長い間売れず、売れ残っている物件が多いという。
1Partner KinnisvaraのMartin Vahter代表は、建築業界は既存の物件は売れ残り、また新たな融資を得ることも出来ずに苦境に立たされていると述べ、銀行は問題付きの物件を大量に売りさばく為の特別部門を立ち上げようとしていると聞いているとして、銀行が極端な安値で不良債権化している不動産を売りさばくことを計画していると示唆している。
不動産価格の急落で多くの不動産開発業者は融資の返済に困窮し、また不動産価値の下落で二進も三進も行かなくなっている。
経営危機に直面しているエストニア航空への資金繰りについて大株主のスカンジナビア航空とエストニア政府との間で駆け引きが起こっている。
経済ニュースBBNによると、既に34%の株式を所有するエストニア政府は『最悪、公的資金の注入もある』と仄めかしているが、一方の49%の株式を所有する大株主スカンジナビア航空も『もしエストニア政府が持ち株を売却するのであれば増資を引き受ける』と駆け引きを演じている。
このまま双方が何も手段を講ぜずこの状況が続いた場合、エストニア航空は最悪破綻というシナリオもあり得るとされ、双方で何らかの合意が必要となっている。
ELTAによると、08年第3四半期の平均給与は2319.9リタス(約8万3500円)で、07年同期比では19%増を記録したという。
統計局資料では、公務員給与は23.1%増の2390.3リタス(約8万6000円)、そして民間は16.6%増の2279.2リタス(約8万2000円)であった。
実質賃金ベースで見ると、この第3四半期は9.1%増となり、公務員で12.7%、民間で7.1%それぞれ増加した。
Ivari Padar財務相は、エストニア政府が来年度予算から24億クローン(約189億6000万円)の支出を削減する案を承認することに期待を寄せているという。
実際に予算の削減が通ってしまうと、教師給与の昇給も凍結されることになる。
地元紙Eesti Päevalehtによると、給与の凍結を行えば国は2億6000万クローン(約20億5400万円)の支出削減が出来ることになるが、今案にはTõnis Lukas教育相をはじめ多くの教師等が反対を唱えている。
財務省は財政収支を整える為に支出カットを更に進める必要があるが、多くの省庁は予算カットの受け入れを拒んでいる。