英ファイナンシャルタイムズ(FT)のコラムニストMike Southon氏の寄稿文によると、エストニアは経済危機に直面している諸国の中でも最も早く景気回復することが期待できるという。
同氏は、世界経済が硬直する中でもエストニアは最も早くあるを向え、そしてあっという間に夏を迎えることになる事に自信を感じると、エストニア経済が世界でも最も早く復調の兆しを示す可能性があると示唆している。
また、同氏は、エストニアの販売員は、自信が持てていないだけで、顧客の声を上手く聞き入れられれば、商品も上手く売れるようになると販売システムの改善を提言している。
Alfa.ltによると、収益が40%も急減した中堅最大手銀行ソノラス・バンク(Snoras Bank)が財務諸表に問題は無く、今後も更に支店網の拡充を図り、顧客獲得に励む戦略を続けるという。
同行は、この9ヶ月間に2970万リタス(約10億2500万円)の収益を計上したが、昨年からは38.9%も収益は減少し、グループ全体では1170万リタス(約4億400万円)の損失を計上した。
また、同行の広報では、ソノラスはラトビアのパレックスバンクのような運命は辿る事はないとして、国有化の可能性を全面否定するコメントを発している。
LETAによると、ラトビアの付加価値税(VAT)が現行の18%から21%まで引き上げられる公算が高まっていると報じている。
付加価値税が優遇されているアイテムも現在の5%から10%へ引き上げられる計画で、多くの商品で値上がりされることになる。
エストニア最大のシェアを誇るSwedbankが子会社を設立し、不良債権化した資産を買い取ることを目指していると経済ニュースBBNが伝えた。
債権買取会社設立は、同行が抱える大量の不良資産化した不動産を一気に市場に放出することは出来ず、状況が大きく変わるまで子会社に資産を持たせることでこの荒波が過ぎるのを待ちたいといった背景があるという。
同行では、最近の経済環境の悪化により住宅ローンが支払えなくなった顧客から担保として不動産を大量に差押さえ始めている。
経済ニュースBBNによると、観光客が選ぶ最もロマンチックな街としてタリンが北欧及びバルト3国の中から選ばれたという。
タリンは他14都市(コペンハーゲン、オーフス、マルモ、ウプサラ、ストックホルム、オスロ、ベルゲン、ヘルシンキ、タンペレ、トュルク、レイキャビク、タリン、リガそしてヴィルニス)を訪れた5000人の観光客が最も期待通りの思い出を残してくれる渡航先として高い評価を受けている。
聞き取り調査を受けた5000人の実に63%がタリンを最もロマンチックな旅先として名前を上げ、その理由は雰囲気が素晴らしいということだという。