ライフェイセン銀行は18日、営業収益の増加と低税率の恩恵を受けて石油大手MOLの今年の総収益が2280億HUFに上るという収益予測を発表した。
同行では、MOLの目標株価を1万8589HUFと設定し『買い』の推奨銘柄に据えた。昨年MOLの総収益は、2090億HUF(8億4100万ユーロ)を越える水準であった。
ライフェイセン銀行では、MOLの今年の収益は、高騰する石油価格や石油精製などのマージン幅が上昇していることから04年度の収益を大きく越える水準まで拡大すると分析している。
スロベニア最大の銀行の上場機運が高まっている。Marjan Kramar氏率いるNova Ljubljanska Banka(NLB)の上場の噂が広まり始めており、もし同行が上場を果たした際には、現在の闇市場で取引されている1株100ユーロを優に超えるものと見られている。
リュブリャナ証券取引所では、過去2年間の間にオーストリア大手のBank Austria Creditanstalt(BAC)が上場を果たしており、そのほかにもオーストリアのReiffeisen Zentralbankグループ傘下のRZB International銀行が既に上場準備に入っている。
東欧に事業を拡大している同2行の株価はウィーン証券取引所で急騰しており、その勢いを買ってスロベニアの証券市場でも同じような株価高騰が期待されている。
BACが上場した際のIPO価格は、上場後間もなく2倍にまで上昇しており、NLBの上場時のIPO価格もこの前例を受けて試算されると見られている。
RZB株の闇取引では、既に1株38.5ユーロという値が付けられており、同社が予定しているIPO価格27〜33ユーロを既に上回っている。
もしNLB株のIPO価格がRZB Internationalと同様の水準となった場合には、少なくとも株価は1株175ユーロまで高騰すると見られ、例えBAC上場時のIPO価格の水準となったとしても1株142ユーロは硬いと予測されている。
ハンガリー輸入自動車組合は14日、今年1-3月期の新車販売台数が昨年同期比で7.4%の減少となったことを発表した。
第1四半期に販売された新車台数は、昨年同期の4万5243台から4万1910台に伸び悩む結果となった。期間中最も販売台数を伸ばした自動車メーカーはスズキで、6.1%増の8954台を売上げた。
スズキのハンガリーの市場シェアは、昨年第1四半期の18.7%から21.4%に拡大した。
中央統計局(GUS)は12日、2004年度のポーランドにおける保険業界全体での総収益が46.3%増加し、累計で29億7000万PLNまで拡大したことを発表した。
保険業界全体での保険料収入は前年期比11.6%増の276億PLNとなった。業界別では、生命保険業は資産総額は14.1%増加し、保険料総額は9.5%拡大した。一方の損害保険業では、保険料総額は13.3%の拡大となった。
04年度の保険料総額の46.1%を生命保険業が占め、03年度の45.1%から若干ではあるが生保業界の拡大が進んだ。
また、04年度の保険金支払いでは、03年度期比11.8%増の143億PLNの支払い請求があり、生命保険業界における支払請求は19.4%増となった一方、損害保険では6.7%の増加に留まった。
イギリスで大手スーパーマーケットチェーンを展開するテスコ(Tesco)が中欧特にハンガリーを中心にシェア拡大を目的に新規店の開店攻勢を仕掛けていくことが明らかになった。
テスコでは、既にポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの各国で計194店舗を構えており、今後店舗数を234店舗まで拡大するとしている。
ハンガリーへは1994年に進出を果たしており、欧州進出の最大の拠点となっている。テスコはハンガリーのみで05-06年度の期間中に新に16店舗を開店させ、計58店舗体制を構築するとしている。
同社では、昨年の9月にハンガリーでのシェア拡大を順調に進める為としてブダペスト郊外に2箇所目となる配送センターをオープンさせている。同センターでは既に20店舗分の新鮮食品を中心に取り扱う体制が整っている。