経済ニュースBBNによると、エストニアの大富豪Hillar Teder氏がロシアのサンクトペデルブルグで推し進めていたホテル建設を諦めたことが明らかになった。
同氏は同市のモスクワ通りにホテルを建設中であった。
同氏が代表を勤める投資会社Expet Capitalが建設途中の2階建ての建物を現在売りに出しており、完成すればホテルを開業させる計画であった。
Teder氏は、Expert CapitalではIntourist Hotel Groupの為にホテルを建設していたといい、これまでに3億9000万ルーブル(約12億2850万円)を投下してきたが、更に5〜7年を期間とする2億ルーブル(約6億3000万円)の建設資金が必要となったが、上手く資金調達が出来ず、売却することを決めたという。
同ホテルの建設は2006年に始まり、この夏まで行われてきた。
同投資会社では、資金調達に失敗したことを受けて、銀行団からの指示に従い、同計画を3億ルーブル(約9億4500万円)で現在売りに出している。
Expert Capitalはエストニアの首都タリン最大のショッピングモール Rocca al Mare や Sikupilli ショッピングモールなどをこれまでに建設しており、その他にはスーパーのO'Keyをウクライナ、ロシアで展開したり、アウディやプジョーなどの販社をラトビアやエストニアで運営している。
LETAによると、ラトビアの連立与党は不動産への固定資産税を累進性とすることで合意したとValdis Dombrovskis首相が明らかにした。
ラトビア政府は来年度予算を同固定資産税を平均0.1%とすることで税収見込みを立てている。
この税率を上回るものは、現在、不動産価値が4万5000ラッツ(約855万円)から7万5000ラッツ(約1425万円)の物件へは0.2%が課され、7万5000ラッツ(約1425万円)を超えるものでは0.3%が課されることになっている。
Alfa.ltによると、この大晦日のヴィルニスの夜空には花火も街灯も灯らないかもしれないという。
例年、市内を煌びやかにする電灯装飾も今年の大晦日を賑やかすことにはなりそうにもない。
ヴィルニス欧州文化首都(VECC)が既に赤字に陥っており、これにより文化的なイベントに資金難が襲い掛かろうとしている。
VECCのRolandas Kvietkauskas代表は、電灯装飾はVECCの予算が削減されたことを受けて、燈すことが出来なくなっていると現状を説明しており、VECCが既に80万リタス(約3120万円)の債務に苦しんでいることを明らかにした。
債務は日々拡大しているといい、来年度の文化イベントのいくつかが開催できないこともあり得るという。
VECCを支える文化省は、依然、補助を行うかの検討中としており、Gintautas Babraviciusヴィルニス副市長も現状を悲観視している。
LETAによると、ラトビアの連立与党が居住者の所得税率を現在の23%から25%まで引き上げることで合意した。
Valdis Dombrovskis首相は、与党間での協議で所得税控除を以前の水準もしくは若干の引き下げで合意したと説明し、所得税そのものも居住者では2%引き上げ、25%とする方針を固めたという。
また、同連立与党は、所得税の累進課税の導入は見送っている。
経済ニュースBBNによると、9月期の貿易赤字が8億クローン(約69億2000万円)となり、最大の貿易赤字を記録していた08年の29億クローン(約250億8500万円)から大きく赤字幅を減らしている。
この9月の輸出額は93億クローン(約804億4500万円)で、一方の輸入額が101億クローン(873億6500万円)に留まったことで、貿易赤字が急速に縮小している。
対欧赤字は16億クローン(約138億4000万円)となり、昨年9月の38億クローン(約328億7000万円)からは半減したことで、貿易赤字を大きく改善することに成功している。