既に既報のようにflyLALを買収したスイスの投資会社SCH Swiss Capital Holdingsに対し、その信用に疑問が持たれている。
ELTAによると、スイス社からは殆どその事業内容及び活動に関する報告が成されておらず、投資実績や社員に関しても何も情報がないという。
同社のホームページには電話番号もファックス番号も記載されておらず、ただ、メールアドレスがあるだけだという。
同社のJan Erick J.Jansson代表は、多くの不明点に関し、ホームページは更新中で技術的ないくつかの問題をかかえている状態だと説明している。
非公式データに基くと、同社には資産はなく、資本金も約10万リタス(約3430万円)しかないという。
地元紙Eesti Päevalehtによると、景気後退下にあるエストニアで乗用車を狙った窃盗が急増しているという。
08年上半期までは窃盗は前年同期比で2割近い減少を記録していたが、第3四半期に入り状況は一変し、窃盗が各地で発生した。
1-9月期に警察に報告された窃盗事件は1万6550件に及び、内6517件は7〜9月の3ヶ月間に集中した。前年同期比としては15%の急増である。
12月も窃盗は急増は止まらず、司法省でも驚きを隠さない。
来週早々にも昨年の総数が発表される予定だが、警察のTuuli Härson広報は、窃盗はちょっとしたものを狙ったものに偏っており、特に車上狙いが過半数を占めると述べている。
地元紙Äripäevによると、08年度に起業した企業数が破綻した企業も大幅に増加したがほぼ07年度と同様の水準であったという。
Enterprise Estoniaで起業部門の部門長であるDmitri Burnašev氏は、新たな事業家により起業数が増えていると言う訳ではないが、一方で減少しているという訳でもないと昨年を振り返る。
ただし、07年には14社が破綻したが、08年度は36社にまで増加した。
昨年、Enterprise Estoniaから支援を受けて起業した事業家は156人に上り、支援額は1220万クローン(約9420万円)に上ったが、07年度に同様の支援を受けたのは190人で、金額も倍近い2340万クローン(約1億8000万円)に達していた。
リトアニア統計局によると、08年1-11月期の輸出総額が5190億リタス(約18兆1650億円)となり、一方の輸入高が6730億リタス(約23兆5550億円)に留まったという。
これにより貿易赤字は07年期比で8.9%減少した1540億リタス(約5兆3900億円)となった。
LETAによると、ラトビアの歳入局(The State Revenue Service)が09年度予算を3220万ラッツ(約55億円)削減し、局員の給与は980万ラッツ(約16億7600万円)カットされるという。
予算カットにより局員数も700人強が解雇されると広報のAgnese Grinberga氏が示唆している。
昨年末の時点で歳入局には5349人のスタッフがいたが、12月も296人の職務が削減されている。