Gazprom社は12日、ウクライナの14億4000万ドルの同社への借金とウクライナから西ヨーロッパへ抜けるパイプライン利用時に掛かる将来の利用料との間で相殺させることに同意した。
同契約は、97年から2000年までの間に積み上げた同国の借金を3年間で相殺させられることになる。
Menatepグループは12日、16億ドルのローン支払いの為、Yukos社の輸出売上げ金を押えに入る用意に言及した。
この動きは、政府トップ筋の話として、Yukos社の石油生産が同社破綻の危機により滞っていることへの懸念からのものと見られている。
デフォルトの通知を行った場合、Menatep社はYukos社の輸出売上金を差し押さえる予定でいる。これは、クレムリン政府へ、Yukos社の資産凍結を解除させるか、石油輸出を停止させて世界的混乱を引起してしまうかの選択を強要させるものと見られる。
先週の法務省からの再度の資産凍結処置により、Yukos社株の株価が不安定になっている。
昨日10日の同社株は、MICEX市場開始数分あまりの時間で21%下がり、終値として14%値下がり3.77ドルで取引を終えた。
酒造メーカー各社は11日、プーチン大統領のサイン待ちの状態にあるロシア政府が進めるビール広告規制に対し、怒りを明らかにした。
急成長を遂げるロシアビール市場において、消費者離れを懸念する酒造メーカー各社は、アルコール関連の広告を規制する法律案が通った場合、消費者離れが広がることから、同法案に対して反対の立場を示している。
先週国会で協議された内容は、酒造メーカーの広告を朝7時から夜10時までの間、テレビやラジオで広告を放送しないとしたことが確認された。
IKEA Russia社は10日、Kazanにショッピングモールを建設する計画を発表した。
現在モスクワには、2つの大型モールを展開しており、10万smの広さに150の店舗が入居している。
2005年に開店予定のKazanモールが完成した際には、モスクワを除いた郊外店舗としては、最大規模となる。
同社は、Kazanモールを、今年5月に開店させたIKEAショップの隣接地に開店させる予定である。