Alfa.ltによると、リトアニア政府が09年-13年度の輸出開発計画を承認し、今後、バルト海沿岸の北欧やラトビア、エストニアを主要輸出先とすることを盛り込んだという。
同時に同計画では、欧州市場においてはドイツ、イギリス、フランス、ポーランド、ベルギーなどを重要なパートナーとしたいとしている。
その他では、ロシア東部、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、コウカサス地方、アラブ諸国、イスラエル、アメリカ、イタリア、バルカン諸国なども輸出先として強化したいとしており、更に中国、インド、ラテン諸国とも関係強化を目指すとしている。
09年1-9月期の主要輸出先諸国は、ロシア(12.8%)、ラトビア(10.2%)、ドイツ(9.7%)、エストニア(7.2%)となっている。
LETAによると、Latvijas Krajbankaの新株発行で、ほぼ全てを同行の委員を務めるVladimirs Antonovs氏が引き受けたという。
同行は新株617万5000株を発行し、その内の617万4983株をAntonovs氏が買い取った。株式の取得価格は1.5ラッツ(約285円)であった。
今回の増資で同行は926万2474.5ラッツ(約17億6000万円)を調達した。
また、増資の殆どを引き受けたAntonovs氏の持ち株比率は31.96%にまで増えたことになる。
LETAによると、経済系ポータルEconomyWatchが来年度エストニア以上に経済が縮小すると予測する国が6カ国あることを発表した。
エストニアのGDPは来年1.045%縮小すると試算され、3%を超える縮小が予見されるアイルランド、リトアニアを大きく下回った。
エストニア以上に経済規模が縮小されると見られる諸国は赤道ギアナ、ラトビア、フィンランドであった。
EconomyWatchでは、世界経済は依然不安定ではあるが、市場は既に回復の基調が見受けられるという。
ELTAによると、09年1-9月期のリトアニアの貿易赤字が73.5%も縮小したという。
同期間中の輸出額は292億リタス(約1兆1388億円)で、輸入では330億リタス(約1兆2870億円)に留まった。9ヶ月間の貿易赤字は38億リタス(約1482億円)となっている。
1-9月期の輸出額は、前年同期比で32%減少し、輸入額も同じく42.3%も減少した。
貿易相手国としては、輸出先では、ロシアが最大となるシェア12.9%で、次いでラトビア10.2%、ドイツ9.6%、ポーランド7.2%となったほか、輸入先では同様にロシアがシェア最大の31%となり、続いてドイツ11%、ポーランド10%、ラトビア6.2%などと続いた。
LETAによると、ラトビア競争委員会がサムソン電子の機械機器販売会社5社に対し、カルテルを行ったとして計622万2635ラッツ(約11億8230万円)の罰金を化した。
最大の罰金が課されたのは、サムソンのラトビア法人Samsung Electronics Balticsで、罰金は409万9942ラッツ(約7億7900万円)で、その他ではRD Elektroniksが144万2524ラッツ(約2億7400万円)、Elkor Trade 54万1920ラッツ(約1億300万円)、Tehnolandを展開するRota un K 27万718ラッツ(約5144万円)、そしてProksが26万7529ラッツ(約5083万円)であった。
同委員会は、長期間にわたってカルテルが行われたとして消費者に多大な損失を被らせたとして今回の罰金を課している。
しかしながら、Samsung Electronics Balticsは今回の罰金を不服とし、そもそも国内の不平等な販売競争が問題で、巨額な罰金は受け入れられないとしている。