ロシア石油生産最大のLUKoil社と同3位TNK-BP社は17日、カスピ海から荷乗せされ、北イランへ運ばれる予定であるタンカーの出発を、クルード石油不足から遅らせざる得ないことを明らかにした。
LUKoil社はAskrakhanからイランのNekaまで毎年350万トンの石油を運ぶ計画であった。
Yukos社へ投資している投資家は13日、先週末に株価が13%上昇したことによりYukos社資産の価値評価が高まることに大きく期待することを表明した。
新聞記事に右往左往する状況が続く中、ロシア政府は同社の追徴課税34億ドル調達のための為にはYuganskneftegazは売却できないとしている。
先週金曜日に、Yukos株はMICEX市場で12.5%上昇し、RTS市場では13%上昇し4.3ドルとなった。
Gazprom社は16日、今年上半期の収益が前期比30%程減少したことを発表した。
同社の総収益は、ロシアの会計基準で893億ルーブルから628億ルーブルに減少した。
12日、対ドルでのルーブルの下落が04年度最大となった。1日ものの銀行間貸出し金利(Interbank lendered Rate)が7月9日の段階で6.01%(年率換算)あったものが2.65%(年率換算)まで下がったことが明らかにされた。
同レートの下落が顕著となったのは、銀行不信脱却を思考した中央銀行による7月7日以降から変更された準備金割り増し事項がきっかけとなった模様。
ルーブルは12日午後、対ドルで29.27まで下落し、2003年12月29日以来のレートとなった。
米国GE(General Electric)社は13日、ロシア最大のVisaカード発行量を誇るDelta銀行を1億5000万ドルで買収することを発表した。
買収の通知は、GE Consumer Finance、Deltaキャピタルマネージメント社が運営する米-ロシア投資ファンド(TUSRIF)の2社からもたらされ、米国政府も歓迎の意を明らかにした。。
同買収は、GE社にとって最初で最大のロシア投資案件となる。これにより米国系企業によるロシアカード事業進出の大きな楔になると思われる。