デンマークのDagbladet Borsenがフィンランド航空が経営戦略を改め、競合してきたスカンジナビア航空(SAS)の買収も視野に入れていると報じた。
経営危機に立たされているスカンジナビア航空は、世界的な景気悪化の影響をもろに受けており、企業存続の危機に直面している。
フィンランド航空は、この所、特にアジア路線での事業拡大を目指しており、もしSAS買収が実現すれば、北欧最大の航空会社の誕生となり、日本から欧州を目指す利便性が更に拡大することになる。
海外で求職するエストニア人が急増している。
景気後退で国内で仕事先が見つけられない求職者が海外に目を向け、就職先を隣国の西欧諸国に求めている。
地元メディアPõhjarannikによると、エストニアの職業安定所を通して海外で仕事先を探す失業者が急増しているという。
海外志向が高い求職者は主に25歳から40歳の年代で多く、主向としては解雇された為の就職活動や更に大きな給与を求めた就職活動といったところが大半となっている。
海外就職先として注目されているのは、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーといった北欧が人気となっている。
LETAによると、今年年初から失業者が急増していると就労局(State Employment Agency)が示唆している。
08年12月末の時点で失業率は7%にまで上昇し、1月19日の時点では更に7.6%まで上昇した。
1年前の08年1月の時点では、失業率は2%に過ぎなかったことを踏まえると、急激にラトビアでは雇用環境が悪化していることが明らかだ。
首都圏のリガでも昨年12月には失業率は5.5%に達し、首都でも雇用悪化が顕著となっている。
現在の雇用環境は、1つの仕事に24人が飛びつくといった就労氷河期真っ只中にあるといってもよい状態にある。
TBTによると、また新たなカジノ荒らしがあり、新しい犯罪手法として急増することが懸念されている。
1月17日にタリン西部にあるカジノ店『Play In』に早朝7時にマスクを被った強盗が押し入り、キャッシャーにあった1150ユーロを盗み、闘争した。
店内にいた社員は脅され、強盗に現金を渡したという。
今回の強盗によりPlay Inは第16店舗目の強盗被害となり、カジノを狙った強盗が最近多発している。
バルティックタイムズによると、欧州連合がラトビアの経済危機克服に向けて、最大31億ユーロの資金援助を実施することを1月20日の会合で承認したとラトビア財務省が発表したという。
中期ローンとして今回は同融資は実施される見通し。
融資は、今後2年間の間に計6回に分けて実施される。
今回の融資の条件には、ラトビアは今後財政赤字を201年までにGDPの3%以下にまで引き下げないといけないと要求されている。
同時に今年度の財政赤字幅もGDPの5%以下に留めることが求められており、公務員給与は15%の削減、公務員人員の削減、金融の安定化、構造改革などが融資条件に盛られている。
これまでにIMFが17億ユーロの融資提供を決めており、今回の31億ユーロの融資でほぼラトビアへの融資環境が整うことになる。
昨年末、IMF、EU、EBRD、欧州連合加盟国等が計75億ユーロのラトビア向け融資を決めており、北欧諸国から最大18億ユーロの融資が整えば、ラトビア経済が経済回復に向けて走り出すことになる。