ロシア最大の石油会社LUKoil社は25日、ユコス社の主要生産施設Yuganskneftegazの入札が公開入札の形式を取るのであれば、入札に参加する可能性を示唆した。
同社が入札への参加を示唆したのは初めてで、Yuganskneftegazの買収が同社株主へ大きなメリットになるとしている。
同社は、売却条件などが公表された後、今週中に最終決定を下す予定である。
22日ブルーバーグによると、トヨタ自動車が主要株主で世界第3位の自動車部品メーカーのデンソウ社が(Denso Corp.)、ロシアに工場建設を進めていることを明らかにした。
愛知県に本社を置くデンソウは、既に米フォード社が工場進出を済ましているレニングラード地区北西部に工場建設を計画しており、トヨタや日産が将来ロシアへ進出を計画していることからも日本の自動車関連会社のロシア進出の足掛りになるものと見られている。
Gazprom社は、欧州第2位でドイツのユーティリティ企業E.ON社と共同でロシアの各種プロジェクトに対応していく計画であることが明らかにした。
E.ON社は、天然ガスや電力発電事業、燃料生産、欧州でのマーケティングなどを含む戦略的プロジェクトと呼ばれる計画を推進していくことになる。
また、今契約では、230億㎥のガスの購入とドイツ及びスイスへの輸出が含まれている。
E.ON社は、Gazprom社を通して、追徴課税に苦しむユコス社の主要生産施設Yuganskneftegazの買収に興味を示しているとされており、今回の動きは、そういった同社のロシアでの地盤固めの布石と見られている。
*Yuganskneftegazは、ユコス社の60%の生産量を占める。
米国の大手化粧品メーカーAvon社は20日、外資では初めてとなるロシアで化粧品工場を建設することを発表した。
既に同社は、この夏、4000万ドルを投じており、防臭剤、シャンプー、洗顔料、スキンケア商品などの試験生産を始めており、200人の従業員を雇用している。
今後は、従業員の増員と生産商品のラインを増やしていくことになる。
ロシア第2位の天然ガスメーカーNovatek社は19日、今年上半期の収益を発表し、石油ガス価格の上昇が大きく収益に貢献したとして、昨年同期比2倍以上の収益を挙げたことを明らかにした。
純益は、昨年の11億ルーブルから2倍強となる23億ルーブル(7900万ドル)となった。
同様に売上高は、66億ルーブルから128億ルーブルへと2倍増であった。