東欧最大の通信会社Mobile TeleSystems社(MTS)は21日、ロシア政府が進めていた東ロシアのYakutiaでワイヤレス事業を営むGorizont RT社株76%の株式入札で落札を決めたことを発表した。
MTS社は、モスクワに本社を置くGorizont RT社の76%の株式を5220万ドルで落札を決めた。Gorizont RT社は、Yakuita地区のSakha共和国で唯一携帯事業を営む企業として、現地では10万人の顧客を抱えている。
Norilsk Nickel社は19日、今年上半期の営業収益を発表し、昨年同期比130%増の6億9800万ドルの利益を計上した。
同期間中の営業利益は、昨年の5億1600万ドルから11億9300万ドルへ2倍増となる結果となり、税引き前利益でも同様に、昨年同期の4億6800万ドルから倍増の9億7500万ドルであった。
連邦国家統計サービスは18日、2004年度1-9月期の期間中、外国からロシアへの投資が39.4%増の291億4000万ドルとなったことを発表した。
外国からの直接投資は、昨年同期比19.8%増となる55億9000万ドルであった。最も重視された投資対象は、エネルギー関連事業で、同期間中に70億6000万ドルが投資された。
また、ロシアへの投資が活発であったのは、オランダ、ルクセンブルグ、キプロス、ドイツ、英国、アメリカ、フランスなどからであった。
ユコス社は16日、今年9ヶ月間での収益が昨年同期の227億1800万ルーブル(7億9239万ドル)の黒字から1826億9500万ルーブル(63億7000万ドル)の赤字となったことを発表した。
販売利益は9.7%減の51億5100万ルーブル(1億7967万ドル)の損失となった。
主要生産経費は、220%減の10億5200万ルーブル(3669万ドル)となった一方、営業利益は6.7倍増の18億2600万ルーブル(6369万ドル)であった。
1-9月期のユコス社の損失は、税引き前で236億2300万ルーブル(8億2396万ドル)であった。
Transneft社は12日、今年第3四半期までの中間決算を発表し、同期間中の収益は49億7000万ルーブル(1億7323万ドル)となった。
Transneft社の売上高は、同期間中28.8%増の1022億6000万ルーブル(35億6000万ドル)となった一方、生産経費が53.2%増の916億6000万ルーブル(32億ドル)であった。
また、1-9月期の営業利益は、200%近く低下し97億8000ルーブル(3億4089万ドル)であった。