中国のCNPC(China National Petroleum Corp)がロシアのユガンスクネフテガスを買収した国営石油会社ロスネフトに対して、将来の石油販売を担保に60億ドルを資金援助することが協議されている。
ロスネフトでは昨年12月に買収したロシア石油大手ユコスの主要子会社であるユガンスクネフテガス社の買収資金の支払いの為の資金集めに猛走していることが噂されている。
ロスネフト社は昨年末にMDM銀行に開設されている連邦裁判所整理サービスの銀行口座へ93億5000万ドルを入金されたとされているが、その資金がどこから調達されたのかが明らかにされていない。
一部のアナリストの間では、ロスネフト社は買収資金を国営のSberbankとVneshtorgbankから調達したのではないかとしながらも、中国からの資金援助を急いでいることから、ロスネフト社自身の資金ショートの不安が懸念され始めている。
17日ロシアの石油会社タトネフト社が発表した同社の2004年度の売上高が03年度期比1.3倍の1471億3000万ルーブル(52億6000万ドル)となり、税引き前の収益は361億4000万ルーブル(12億9000万ドル)を記録した。
2004年度に同社が産出した石油生産高は2510万トンとなり、03年度期比では1.75%増となった。
タトネフト社の主要株主には、タタルスタン共和国の中央受託機関が30.448%、蘭ING銀行20.9%、オーストリアのRaiffeisen銀行6.4%などとなっている。
連邦資産基金は14日、中央政府がサンクトペデルブルグ港の49%の持分を売却するかもしれないことを明らかにした。
連邦資産基金では、中央政府の持分20%とサンクトペデルブルグ地方政府が持つ29%を併せて売却する可能性について言及し、もし売却が上手くいった場合には、政府は最低でも5000万ドルの利益を上げることになると見られている。
ヴォルクスワーゲンは13日、ロシア内の正規代理店での自動車販売台数が一昨年期比19.7%増となったことを発表した。
同社は、04年度には03年度に販売した7408台から約20%増となる8866台を販売した。オフロードカーの販売は7588台となり、商業車両の販売は1278台であった。
昨年最も売れた車種はPassatで2444台が販売され、次いで03年度から販売が始ったSUV Touaregが1908台であった。
GAZ社は12日、2004年度に15.7%増の23万1336台の自動車を生産したことを発表した。売上高は、8.7%増となる441億7600万ルーブル(15億7700万ドル)に達した。
生産台数23万1336台中11万7043台はトラックで、03年度期比で8.1%増となった。