地元紙Postimeesによると、経済省による試算だと、最近の兆候として市民は食料品に費やすお金を節約するようになっており、この1月は昨年同月比で20%あまり支出を減らしたという。
同省では、市民は低価格の食品や商品を趣向するようになっており、収入の減少に沿って、支出も減らせるところから減らすといった行動に出ていると見ている。
ELTAによると、リトアニアの大手酒造Gubernijaが会計処理前の段階ながら、597万リタス(約2億1500万円)の赤字を計上したという。
Gubernijaはバルト3国の中でも最も歴史のある酒造の一社である。
LETAによると、ラトビアの平均粗賃金が月に480ラッツ(約8万3600円)となり、一昨年の398ラッツ(約6万9300円)からは20.7%増を記録した。
中央統計局資料では、賃金および給与の上昇は民間部門で急で、362ラッツ(約5万6800円)から438ラッツ(約7万6300円)に上昇し、上昇率は21.2%となった。公務員給与も477ラッツ(約8万3000円)から567ラッツ(約9万8700円)となり、上昇率は18.9%を記録している。
07年度の時も同様に06年度期比で22.7%増を記録しており、2年連続で大幅な賃金上昇となった。
ただし、物価上昇も激しく、消費者物価が15.4%上昇していることで、実質の賃金上昇は6.3%に留まっている。
バルト3国各国の粗賃金を見ると、08年第4四半期のそれはエストニアで838ユーロ(約10万4000円)、ラトビア711ユーロ(約8万8000円)、リトアニア672ユーロ(約8万3000円)となっている。
米ブルームバーグによると、先週の1週間でラトビア中央銀行はS&Pによる同国のソブリン格付けの引き下げを受けて2840万ラッツ(約49億円)のラッツ買い介入を行ったという。
ラトビアの格付けはBB+にまで引き下げられ、ラッツは昨年12月以来の取引下限に迫る売り圧力を受けていた。
昨年12月には、同中央銀行は11週間に渡って約10億ユーロ(約1225億円)のラッツ買い介入を行っている。
エストニア最大のカジノ会社Olympic Enterntainment Groupが諸経費を除く前の時点での08年度の最終営業利益が1億3590万クローン(約10億7400万円)に留まったとタリン証券取引所に発表した。
しかしながら、いくつかの追加費用等に伴い、4億4610万クローン(約35億2400万円)の損失を計上することになり、中でも為替差損は2億6340万クローン(約20億8000万円)と過半数を占め、諸々をあわせると4億クローン(約31億6000万円)を大きく上回る損失計上となった。
07年度の営業収益4億3150万クローン(約34億円)からは08年度は大きく収益性を落としており、最終収益も07年度の3億8070万クローン(約30億円)からは一転、08年度は赤字に苦しむ結果となった。