経済ニュースBBNによると、リトアニアの地元メディアがリトアニア公安が通貨切り下げを煽った輩を現在捜索しているという。
リトアニアの政治家や中央銀行でもリタスは安定しており、通貨はこのままの為替水準で維持されると繰り返し述べている。
国内に広まった切り下げの噂は、8日の前夜に為替は切り下げられるとされていた。
地元紙Äripäevによると、つい半年前までは給与カットはエストニアは受け入れられることはないと硬く信じられてきたが、ここ最近ではどこの会社も給与カットを断行するようになったという。
百貨店大手Tallinna Kaubamajaも給与カットを10日発表する予定で、出版大手のEkspress Groupでは月給1万クローン(約8万円)以上の社員は一律10%の給与カットが向こう1年間行われる。
同グループでは、この給与カットにより2500万クローン(約2億円)の支出削減が可能となるという。
加工食肉業のRakvere Lihakombinaatでも4月から従業員880人に対し10%の給与カットを行い、1000万クローン(約8000万円)を節約するという。
その他にもカジノグループOlympic Entertainment Groupと大手酒造のLivikoでも給与は20%の大幅カットが行われている。
ラトビアのナショナルフラッグAirBalticのBerthold Flick代表が月に2万7000ラッツ(約476万5000円)の所得があるとERRが伝えている。
この所得水準はバルト3国では異常な程の高給とされ、注目されている。
これまでの11ヶ月間にFlick氏は30万ラッツ(約5300万円)の所得を得ているが、一方で会社自体は08年上半期に710万ラッツ(約1億2530万円)の損失を出している。
地元紙Äripäevによると、警察が改革党議員に対し犯罪捜査を始めたと報じている。
警察では、同党のHarri Õunapuu議員に対し、同氏の会社が自然を破壊しているとして嫌疑を掛けている。
警察の動きに対して、Õunapuu氏は、優秀な弁護士を雇用し、捜査を止めさせようとしているという。
同議員はHagudi Kruusという会社を所有しており、砂利事業を営んでいる。
1991年から1992年までÕunapuu氏は農業相に就いており、同様に2002年から03年まで財務相の職務にあった。
バルティックタイムズによると、ヴェンツピルス市(Ventspils)のAivars Lembergs市長が検察庁のJanis Maizitis検事長に対し、マネロンなどの嫌疑を掛けられ名誉を傷けられたとして、2万5000ラッツ(約441万円)の賠償金を求めている。
同市長は同検事長が08年3月28日にテレビ番組で同市長が5つの犯罪で取締りを受けていると事実と異なる容疑について語ったとして名誉を傷つけられたという。