日本のタイヤメーカーブリジストン欧州(Bridgestone Europe)がハンガリー北西部のTatabányaに新工場を建設することを目的に1億9000万ユーロを投資する計画であることが判明した。

工場建設は、完全自動制御のタイヤ工場として06年にも建設を始める予定で、今後3年以内に従業員200人を雇用する計画。

ブリッジストンでは世界に49箇所の工場を稼動させており、欧州には6箇所を抱えている。

スロベニアが欧州委員会から通信規制の遵守を求め、警告文書を送付した。

欧州委員会は、スロベニア政府に対して、通信規制を遵守することを求める公式文書を送付したことを明らかにした。

今回送付された警告文書の中には、もし今後もスロベニアが法を遵守しない場合は、ルクセンブルグの欧州委員会司法裁判所で審議することになると言及されている。

欧州委員会ではスロベニアに限らず、その他にも最大10カ国に同様の措置を取る姿勢を見せており、業者間の電話番号のポータビリティーに関する規制などを遵守することを各国に今後も呼びかけていくとしている。

ベルギーの銀行グループKBC Group N.V.(KBC.BT)は7日、ルーマニア最大の銀行Banca Comerciala Romana(BCR)の主要株式取得に興味があることを示唆した。

ルーマニア政府では、BCR株の取得意思のある企業は、7月14日を意思表明の期限として設けており、少なくともBCR株50％＋1株の買収を取得義務としている。

これまでに金融グループFortis NVも同様の取得意思を表明している。

BCRは現在、ルーマニアの銀行シェア26％を獲得しており、総資産は昨年末の時点で64億ユーロに達している。昨年の収益は1億6100万ユーロであった。

買収に興味をもつとされる他の金融機関には、仏BNP Paribas、Credit Agricole、独Deutsche Bank AG、伊Unicredito Italiano SpA、

Banca Intesa、葡Banco Comercial Portugues、米Citigroup Inc.、Texas Pacific Groupなどの名前が挙がっている。

政府では、買収に興味を引く金融機関にBCR株取得は、最低でも50％＋1株か62％の株式の取得を期待している。現在の株主構成は、ルーマニア政府37％、EBRD及びIFC25％、BCR従業員8％、6つの投資ファンドで6％などとなっている。

オーストリア航空(AUA)は6日、経済省が表明したスロバキア航空の株式34％の売却で、取得に興味を持っていることを表明した。

既にAUAはスロバキア航空の大株主になっており、残り株34％の取得に前向きであるとしながら、買収条件などを踏まえて最終的な決定をしたいとしている。

運輸省では、今年年内にスロバキア航空株を売却したい意向としている。

AUAは、スロバキア航空に対し2億Skの融資を行うことを確約しており、運輸省では、これまでにスロバキア航空株63％をAUAへ移転させていた。

医薬品メーカーのKrkaは、05年1-6月期の売上高が当初の売上予測を上回る昨年同期比で13％増の2億7460万ユーロとなったことを明らかにした。

同社の売上に占める中東欧のシェアは大きく拡大し、売上シェア全体では、中欧24％、東欧26％をそれぞれ占める結果となった。スロベニアでのシェアは19％となり、続いて南東欧17％、西欧10％となった。

また、売上の内訳は、処方箋薬品が80％を占め、薬局での薬品販売が10％、獣医用薬品4％、化粧品1.6％などであった。処方箋薬品の売上は、昨年同期から15％の増加となり、薬局販売では23％増、獣医薬品8％増などとそれぞれ売上を伸ばす結果となった。