LETAによると、09年1-8月期の輸出高がバルト3国中、リトアニアが最も大きな落ち込みを記録した。
同期間中の輸出高の減少は、ラトビアとエストニアはほぼ同水準となる-27%であったが、リトアニアではそれを上回る-32%となった。
減少幅の大きさは、欧州でも上位という高さで、景気後退による影響を大きく被っていることが証明された。
欧州全体でも輸出は縮小しており、最大の減少を記録したフィンランドでは-36%、そしてリトアニアのー32%、次いでスウェーデン及びブルガリアが-30%といった落ち込みとなっている。
LETAによると、就労局は11月16日時点でラトビアの失業率が14.7%であることを発表した。
ラトビアの失業者数は16万4000人に達し、失業の危機は、全国レベルとなっている。
国内最高の失業率はRezekne地区で記録され、30.4%とほぼ3人に1人が失業状態で、一方でKurzeme地区では全国で最も低い失業率となる10%に留まった。
Alfa.ltによると、リトアニアの高速道路に計150台ものスピードカメラが設置されるという。
ネズミ捕りは年内の設置を計画してきたが、何とかクリスマスまでには間に合うことになりそうだ。
Eligijus Masiulis運輸相は、クリスマスまでの設置だけではなく、設置直後から稼動させる計画だといい、国民にとって有難くないクリスマスプレゼントになるだろうと皮肉っぽい早めのクリスマスプレゼントについて言及した。
運輸省では、一般道や高速道にスピードカメラを設置することを進めており、交通事故による死亡件数を減少させたいとしている。
首都圏では、ヴィルニス郊外に計15台のスピードカメラが設置されることになっている。
今回のネズミ捕りの設置のためにリトアニア政府は機器のレンタル代として500万リタス(約1億9250万円)から600万リタス(約2億3100万円)を投ずるとしている。
経済ニュースBBNによると、ラトビアの喫茶店チェーンDouble Coffeeのエストニア法人が昨日ハルユ地域裁判所(Harju County Court)から破綻が宣告されたという。
好景気時には同社はバルト3国に積極展開を推し進め、バルト3国で100店舗を展開すると計画していた。
競合他社は、Double Coffeeの積極展開はあまりにも急ぎすぎ、収益を無視したものだと指摘していた。
競合のReval CaféのRene Treifeldt代表は、Double Coffeeのコンセプトは良いものであったが、エストニアではあまり上手くは行かなかったと分析している。
好景気時の不動産の高騰により家賃が値上がり収益を圧迫したことと従業員の採用が困難であったことが最大の理由だと見られている。
2002年にラトビアで創業したDouble Coffeeは、エストニアでは売上高2500万クローン(約2億1250万円)に留まった一方で3100万クローン(約2億6350万円)の損失を昨年計上した。
同時に320万クローン(約2億7200万円)の税金の滞納が残っている。
リトアニアの損害保険シェア第2位にラトビアの保険会社の現地法人が躍進している。
ELTAによると、この1-9月期にBTA Draudimasがこれまでのシェア第4位から大幅に業績を伸ばし、第2位にまで躍進した。
同社のリトアニアでの損保シェアは12.3%となり、保険料収入は1億450万リタス(約40億2325万円)を維持した。
同期間中、リトアニアの損害保険市場は25%もの縮小が起こっており、同社の躍進はかなりの意外感を市場に与えている。
BTA Draudimasの9ヶ月間の保険料収入は前年同期比で-7%に留まり、これまでに監査前における収益は480万リタス(約1億5000万円)を確保した。