統計局は先週末、05年上半期の輸出高が53.7%増の21億ドルまで急拡大したことを発表した。輸出の拡大に伴い、セルビアの貿易赤字は24.2%減少し、24億ドルまで縮小した。
輸出の拡大は、政府の輸出政策、民営化の促進、セルビア企業のリストラ策などが大きく下支えし、また、近隣諸国との自由貿易協定の締結などが大きく輸出を支える結果となった。
期間中のセルビアの貿易額は11.5%増の67億ドル強まで拡大し、輸入は1%減の46億ドルであった。
中央銀行によると、ブルガリア経済はこの3ヶ月間に6%のGDP成長率を持続している。今年、年初の時点での経済予測では、ブルガリアの国内総生産は5.4-5.8%の成長が予測されいる。
中央銀行では、好調な経済成長の背景を、外国からの直接投資や融資が急増していることなどを挙げている。
今年1-6月期のブルガリアのインフレ率は1.2%の水準に落ち着いているが、下半期にはインフレ率は3.5%まで跳ね上がると見られている。
クロアチア政府が夏季の観光シーズンを前に石油ガス会社INAに対して価格の引き上げを禁ずると通知していたことが判明した。
今回の処置にINAのTomislav Dragicevic社長は、外国からの観光客は大抵自国のガソリンスタンドでガソリンを満タンにしてから旅行に出ることから、今回の政府決定は実態を表したものではないと不服を申し立てている。
経済省としても、夏季のINAの売上高は10-15%の増加にしか過ぎず、外国人観光客のガソリン購入より自国民の購入が石油消費の大半であることは認めている。
しかしながら経済省では、INAは石油価格の高騰ではなくガソリンスタンド網の拡充などによるシェア拡大、製油施設近代化による効率化などの結果として収益を増加させることが望ましい企業であるとして、INAに安易な価格引き上げを許可しなかった背景を説明している。
大手靴メーカーWojasが今後2年間に新たに30店舗の新規店を開設し、既存の50店舗体制から80店舗体制へと拡大路線に舵を取ることが判明した。
Wojasでは、今後、近隣のハンガリー、チェコ、スロバキア、リトアニア、ラトビアなどで同社製品を販売していく計画で、ポーランドが昨年EUに加盟したことで市場拡大に弾みがついた一方、中国からの廉価な靴が急速にシェアを獲得していることから新たな販売先を求めて、近隣諸国へ進出することを決定した。
Wojasでは現在、年間70万足を生産している。
イギリスの経済誌Euromoneyが7月号の中でハンガリーの最優秀銀行を選出した。7月号のEuromoney 2005で、OTP銀行を質、サービスなどすべてで最高の評価を得たとしてハンガリーの最優秀銀行とした。
同行の04年度の収益が46%の拡大を記録したことなどが評価を大きく引き上げる結果となった。