コノコフィリップス(ConocoPhillips)がルクオイル(LUKoil)と共同で事業を行う合弁事業の株式取得へ5億ドルをルクオイルへ支払う予定であることをルクオイルのLeonid Fedun副社長が20日明らかにした。
同合弁事業では、ルクオイルは株式70%を保有し、残りの30%をコノコフィリップスが保有することになっている。合弁事業は、Timano-Pechera石油田の開発を事業目的としており、計画では08年までに日産約20万バーレルの生産を行うとしている。
また、合弁事業で生産された石油は、パイプラインを経由し、ルクオイルの石油ターミナルまで運ばれ、最終的には外国市場へ輸出する計画とされている。
ガスプロムの輸出専門子会社Gazexportは17日、05年1-5月期にロシアから輸出された天然ガスが昨年同期比で10.8%の増加となる749億6000万㎥であったことを発表した。
1-4月期の天然ガスの輸出は、昨年同期の656億㎥から688億9000万㎥まで拡大した。西欧向けへの輸出は、04年の466億8000万から4958万㎥、東欧向けでは189億2000万から193億1000万㎥へとそれぞれ拡大した。
また、旧ソ連諸国への輸出は、04年1-5月期の20億5000万㎥から60億7000万㎥へと3倍増を記録した。
大手天然ガス会社ガスプロムの役員会は16日、政府が買取の意思を表明していた同社株10.74%を2035億200万ルーブル(70億ドル強)で売却することを承認したと発表した。
ロシア政府は、現在、ガスプロム株を38.37%保有しており、外資への規制緩和前にガスプロム株を50%強まで引上げたいとしていた。
ガスプロム及び政府の両者は、ガスプロム株の資産価値の評価に関して、当初モルガンスタンレーなどの内外の金融機関にその評価試算を依頼していた。モルガンスタンレーの試算では、ガスプロム株は1株3.3〜3.9ドルの価値があるとされ、10.74%の株式総額を83億〜98億ドルと試算していた。
中央政府では、ガスプロム社の役員会に対し、ガスプロム株10.74%を71億5000万ドルで売却するよう求めていることが明らかになった。
経済開発商務省のAndrei Sharonov次官は15日、産業エネルギー省そしてその他の省庁などで、既にガスプロム株の購入価格は承認されていると述べた。
ガスプロム株の正当な取得価格を巡っては、モルガンスタンレー、ドレスナーなどを含む複数の金融機関などからの意見を求め、最終的な金額の算定がなされたとされている。
サンクトペデルブルグで開かれていた第9回国際経済会議の場で、ゼネラルモーターズ(GM)のロシア・CIS諸国担当部長Warren Brown氏が14日、08年までにロシアでの生産台数を現在の2倍まで引上げる計画であると明らかにした。
同氏によると、ゼネラルモーターズでは、2008年までにロシアの自動車市場でシェア10%の獲得を目標においている。
現在、ゼネラルモーターズはロシアで5車種のモデルを生産しており、今年5万3000-5万4000台を生産する計画で、05年度の目標販売台数を7万台に据えている。