オーストリアのライファイセン銀行(ZAO Raiffeisenbank Austria)がロシアでの事業規模を06年には支店数を12まで拡大すると14日明らかにした。
現在、ライファイセン銀行はロシアでの本店をモスクワに置いており、支店をサンクトペデルブルグやエカテリンブルグなどに開設している。今後は支店を全国へ広げていく。
昨年、ライファイセン銀行は資産規模でロシア大手銀行トップ100の中で第11位の規模であった。
独アウディのロシア法人であるAudi Russiaは13日、05年1−6月期の自動車販売台数が昨年上半期の1718台から58%増の2717台に拡大したことを発表した。Audi RussiaはOOO Volkswagen Group Rusの傘下企業。
同社は、04年度に4100台を販売しており、03年度の3111台から1000台近く販売台数を増加させていた。アウディでは、今年ロシアで昨年から22%増の5000台以上を売上げる販売目標を掲げている。
国内の大手携帯電話小売業者Eurosetは12日、05年上半期の携帯電話販売台数が31%拡大したことを発表した。
上半期にロシアで販売された携帯電話台数は680万台に上り、総額で26億ドルに上った。中古市場でも同様に販売台数は2%増加した。
現在、ロシアの携帯電話市場は、急激に拡大しており、販売店の店舗数も市場が拡大するのにあわせるように増加傾向が続いている。
世界の石油生産の2%を取り扱うロシア最大の石油会社ルクオイルがユコス資産の買収に興味を持っていることを同社社長が11日示唆した。
ルクオイルは、もしユコスがリトアニアのマゼイキウ・ナフタの株式を売却する意思があるのなら、入札に参加する意向であるとしている。
ユコスでは精油会社マゼイキウ・ナフタの株式53.7%を保有している。マゼイキウは年間1500万トンの石油をBitinge、Klaipeda、Ventspilsなどで精製している。
スウェーデンの大手自動車メーカーボルボ(Volvo)を含む外国の自動車メーカーがロシアのトラックメーカーKamAZの株式取得に興味を示している。
外国メーカーの多くは、連邦資産監督局が先週初めに明らかにしたKamAZ株34%を06年度にも放出する意向であるというニュースに基づき、その詳細を当局へ問い合わせを急いでいる。
政府持分の株式総額は、1億3500万ドルから1億4500万ドル相当になると市場関係者の中では試算している。しかしながら、軍用品メーカーでもあるKamAZの株式放出は、国家保障戦略上大きなリスクが伴うと見られる事から実際に民営化されるかは不透明な点も多いとされる。
政府の他にKamAZ株を保有するのは、政府関係基金や大手銀行のVneshtorgbankなどとなっている。