ハルユ区裁判所が著名カフェショップCafé Moskvaの破産手続きを始めたとE24.eeが伝えた。
破産管財人はLy Müürsoo氏で、6月までに同社の資産と債務(義務)を見極めることになる。
同社は150万クローン(約1230万円)以上の税金の滞納があり、21万1000クローン(約173万円)の金利が付いている。
ELTAによると、09年第1四半期の経済規模は‐12.6%に落ち込み、欧州連合の中でも最もGDPが急落した。
これまでアナリスト等は‐8%を予測していたが、予想を超える落ち込みで、最悪国際通貨基金(IMF)に支援を求める可能性があるという。
リトアニアだけに関わらずバルト3国はすべてGDPが‐10%程度の落ち込みが予測され、2011年頃まで回復は期待できないとされている。
BBNによると、百貨店大手のTallinna Kaubamaja ASの08年度の収益は8310万クローン(約6億6500万円)となり、07年度の4億1080万クローン(約32億8640万円)から実に8割減という業績に留まった。
同社の昨年度の売上高は65億クローン(約520億円)で、07年度の59億クローン(約472億円)からは11%増を達成していた。
LETAによると、ラトビアの賭博業界ではこの第1四半期に3128万4000ラッツ(約55億2160万円)の売り上げを計上したが、昨年同期比では33.8%も減少した。
ギャンブルによる売上高は昨年よりも38%減少し、2566万3000ラッツ(約45億3000万円)に留まった一方で宝くじでは7.1%増の201万8000ラッツ(約3億5620万円)の売り上げがあった。
売り上げを最も落としたのはスロットゲームで、44.6%減の1966万1000ラッツ(約34億7000万円)と半減に近い売り上げ減となった。同時にテーブルゲームも35.3%減の184万9000ラッツ(約3億2640万円)に留まった。
EPLによると、この4月にKlasterが行った市場調査の結果、エストニア人の半数が今後数年ではこの経済危機は乗り越えられないと考えているという。
回答者の37%ではこの経済危機は来年までと考え、7%で今年度末までに回復を見せると期待を寄せている。
一方で、3%の回答者ではこの危機は決して乗り越えられないと極めて悲観的な回答を寄せ、1%の回答者は既に危機は終わったと考えているということが分かった。
極めて悲観的な回答を寄せた人達は特に低所得(6000〜8000クローン)の階層に多く、月給が1万2000クローン(約9万6000円)以上ある者では危機は来年にも回復するとの回答が最も多かった。