ロシア最大の石油会社ルクオイルがネルソン・リソーシス買収のための資金200億ドルをシティバンクから調達したことを13日発表した。
融資期間は6ヶ月間で、金利はLOBORに0.5%のプレミアムが乗せられる。
ルクオイルでは、9月30日にネルソン社株100%の取得のために全額現金で支払うことで合意していた。買収価格は、現金で支払うとのことから15%の値引きが実施されることになっている。
ロシアが進めている経済特区設置のためにシンガポールから経験豊かな専門家1人ないし2人の派遣を受ける計画が12日明らかになった。
ロシアではこの11月にどの地域に特別経済区を設けるかの最終決定がなされる予定で、選定された特区2箇所にシンガポールからの専門家を配置する計画であることをグレフ経済発展商務相が発表した。
同大臣によると、国内の40箇所が今回の特別経済区への申請を済ませており、何箇所が選定されるかは特段決められていない。
マグニトゴルスク製鉄所(Magnitogorsk Iron and Steel Works:MMK)は11日、05年1-9月期の収益が239億4000万ルーブル(約8億4100万ドル)となったことを発表した。
今年、第3四半期に同社の収益は、鉄製品の価格下落による影響で、昨年同期比で22.74%減少した65億3500万ルーブル(2億3000万ドル)に留まった。
今年は、上半期までに174億700万ルーブル(6億1200万ドル)の収益を計上していた。
ロシアの大手トラックメーカーKamAZが1994年に国家が支払いを保障した融資の支払いが遅れてれていることで訴訟を起こされている。
ロシア政府では、既にKamAZに対する訴訟準備に入っており、94年に政府保証した1億5000万ドルの全額を返却することを求めていくことを明らかにしている。
今訴訟では、財務省に代わってVneshekonombankがKamAZを訴え、当初ロシア政府が支払い保証した日本の日本輸出入銀行(EximBank)が融資した融資への支払いを求める内容となっている。
KamAZでは、政府の姿勢に対し、支払いを拒否することはないとしながらも、債務支払いに十分な資金の調達は極めて困難としており、同様の内容を10月21日にカザン仲裁裁判所で開かれる公聴会で説明すると同社広報が10日発表した。
昨年、KamAZが計上した利益は2億800万ルーブル(730万ドル)であった。
ロシアの天然ガス最大手ガスプロムのオランダ子会社が石油会社シブネフチ買収のための130億ドルを銀行6行から調達する。ガスプロムは、9月28日にミルハウス・キャピタルとの間でシブネフチ株72.7%を131億ドルで取得することに合意していた。
これまでにガスプロムのオランダ法人ガスプロム・ファイナンス(Gazprom Finance BV)では、ABNアムロ、ドレスナー銀行、モルガンスタンレー、ゴールドマンサックス、CSFB、シティバンクの6行から融資を受けることを纏めていた。
ガスプロム・ファイナンスでは、10月末を予定している銀行融資団からの融資資金を取得次第、シブネフチの株主へ支払うとしている。