ロシア石油(RUSIA Petroleum)は28日、05年第3四半期が昨年同期との比較で6.5倍増となる4億7280万ルーブル(約1660万ドル)の損失を計上したことを発表した。
収支が悪化した背景は、運営費の高騰が響く結果となった。同社では、この第2四半期にも7190万ルーブル(約250万ドル)の赤字を計上していた。
この6月にロシア石油役員会では今年の収入予測を25%減の9690万ドルまで引き下げていた。
ロシア経済発展商務省は26日、9月期の国際現物市場におけるウラル産原油の平均価格が 1バーレル58.2ドルをつけ、年間で52.8%の上昇を記録したことを明らかにした。
この8月にはウラル産原油は一時期アメリカのハリケーン「カトリーナ」の影響を受け、1バーレル58.6ドルをつけたこともあり第3四半期の平均価格は第1四半期からは22%値上がりした57.2ドルまで達した。
同省では、9月に入り、石油価格は値下がりを見せながらも、以前世界的な需要高が続いていることから石油危機の懸念などの影響を背景に依然高値が続くと見ている。
ロシア最大の石油会社ルクオイルが中国石油天然气集団公司(CNPC)が買収提案している加ペトロカザフスタンを同額および同条件で買収する意向であることを示唆した。
ルクオイルでは、もしカナダのアルバータ州裁判所が10月26日に予定している中国企業へのペトロカザフスタン株売却を認めなかった場合に、中国企業が提案している全ての条件と同じ条件で買収すると25日発表した。
ルクオイルでは、ペトロカザフスタンの株主が十分満足する買収条件の提案により、CNPCによるペトロカザフスタン買収といった流れに急ブレーキがかけられると見ている。
米マクドナルドのロシア代表オフィスが24日、今年年末までにロシアに11店舗を新規開店させる意向であることを明らかにした。
マクドナルドは、今年年初からの9ヶ月間にモスクワ、モスクワ地区、サンクトペデルブルグ、ロストブ-オン-ドンなどに7店舗を新規開店させており、現在134店舗をロシアで運営させている。
ロシアでマクドナルドを1店舗開設させるには100万から150万ドルが必要とされる。
蘭ABN AMRO Bank N.V.および独ドレスナー銀行(Dresdner Kleinwort Wasserstein) がガスプロムが必要とするシブネフチ買収資金25億ドルのシンジケートローンの一部を融資したことを21日明らかにした。同2行以外にシンジケートに参加するのは、シティバンク、CSFB、ゴールドマン・サックス、モルガン銀行などとなっている。
9月28日にガスプロムの役員会はシブネフチ株72.663%をカムチャッカ地区を統治するローマン・アブラモビッチ氏率いるミルハウス・キャピタルから130億9100万ドルで買収する懸案を承認していた。
その他にもガスプロムの役員会はガスプロムバンクからシブネフチ株3.016%を買収することを承認しており、ミルハウスからの買い取り株を合わせて、これで75.679%を手中に収めたことになる。