ロシアの住宅ローン残高が08年度には04年度期比で7.6倍にも拡大し、貸出残高は1510億ルーブル(約53億ドル)に達する見通しだとロシアの建築、住宅、自治サービス局代表のYuri Tyrtyshov氏が3日示唆した。
昨年、新規に融資された住宅ローンは総額で約200億ルーブル(7億ドル)となっており、今年は更に昨年を上回る規模になると見られている。
06-07年度の全土建設計画から、期間中に5600万嵎の新住宅建設が予測され、住宅ローン総額は1510億ルーブルに達すると試算される。
08-10年年度に至っては、住宅ローン残高は4150億ルーブル(145億ドル)まで拡大することが予測されている。
ロシア最大の国営商業銀行Vneshtorgbank(VTB)がウクライナのリテール銀行Mriyaを買収する準備に入っていることが3日明らかになった。
Mriyaは、ウクライナでも上位30位に入る中堅銀行で現在の株主は前証券委員会代表のPetro Poroshenko氏となっている。
VTBによるMriya買収を伝えたべドモスチによると、Mriyaはウクライナ国内に22の支店と143の事務所を展開している。
買収金額等については明らかにされていないが、このところウクライナでは墺ライファイセン・グループによるAval銀行買収が資本金の4倍もの高値で売却されたことで銀行の買収価格が吊り上げられる傾向にある。
市場では、今回の買収金額はMriyaの資本金の2〜3倍となる8000万ドルから1億ドル相当になると見ている。
プーチン大統領は2日、オランダのアムステルダムで開かれていたオランダ人ビジネスマンとの会合でロシア-オランダ間の貿易額が今年250 億ドル規模にまで拡大する見通しであることを示唆した。
今年は1-7月期に両国の貿易額は150億ドルにまで達しており、年末までには少なくとも200億ドル、もしくは250億ドルの規模に達すると見られている。
昨年の両国間の貿易額は165億ドルであった。
シブネフチ株75.679%を保有するガスプロムのAlexander Ryazanov代表は、ユコスが保有する20%のシブネフチ株の取得を望んでいることを1日示唆した。
同氏によると、ユコスが保有するシブネフチ株20%が凍結されていることを受けて、もし市場に放出されるのであれば、価格的にもガスプロムにとっても大変興味深いものであるとし、出来れば全て買い取りたいと述べている。
ロシア最大の投資銀行の一つであるルネッサンス・キャピタル(Renaissance Capital)のOleg Kiselyov社長が31日辞任を表明した。
同氏は、本日をもってルネッサンスキャピタルの如何なる役職からも辞任を表明すると語っており、今後は同社に対して法的にも一切のかかわりも持ち得ないことを明らかにした。
同時に今回の辞任理由をモスクワ国務庁捜査課による追及があったことを理由としながらも、今回の不当捜査を同社に対する不当且つ不平等な取り扱いであると言及し、今後は、自身の名誉挽回も含めて活動を続けていくと述べている。
今回のOleg氏の辞任は、社長職からの辞任だけではなく、株主からも身を引くというものとなっている。