ロシア連邦関税局は11日、05年1−9月期の自動車輸出台数が昨年同期の37万2300台から47%増加した54万8000台となったことを発表した。
期間中の金額ベースでの輸出額は、48%増の54億4600万ドルとなった。
一方で、1−9月期にロシアが輸入した自動車台数は9万4400台に上り、金額ベースでは8%増の4億4990万ドルであった。
ロシアの石油ガス大手スルグトネフチェガス(Surgutneftegas)は10日、05年1-9月期の石油生産高が7.9%増加した5300万トンに達したことを発表した。
同社の広報によると、天然ガス生産については、同期間中に118億㎥の生産高となった。
国営の大手天然ガス会社ガスプロムは9日、重機メーカーOMZを傘下に置くことに成功したと正式に認めた。これまでガスプロムでは、OMZの買収の噂について完全に否定を繰り返してきていた。アナリストの間では水面下で長らく両社はM&Aについての協議を続けてきていたと見ている。
今回の正式発表は、OMZ傘下で主要事業会社であるスベルドロフスク・ウラル地区に本拠を多くUralmashが同社Webサイト上で、新たな大株主にガスプロムバンクが就いたことを発表したことで明らかになった。
OMZはグルジアの政府閣僚者であるKakha Bendukidze氏が創業した会社で、04年度の収益は03年度から260%増加した6100万ドルを記録している。
市場では、ガスプロムはOMZ株42.16%を取得したと見ており、その他にもガスプロム傘下のガスフォンド(Gazfond)でも約15%のOMZの株式を保有していることから実質過半数を抑えた形となっている。
また、OMZの市場価値は1億6000万ドルと試算されている。
ロシアの酒造メーカーバルティカ(Baltika)を傘下に置くバルティック飲料(Baltic Beverages)によると、ロシアでのビール販売高が競合他社を上回る成長率でシェアを広げているという。
バルティック社によると、同社の05年第3四半期のロシアでのビール販売高は10%の拡大となり、他社を控え、国内市場でトップシェアを固持している。
同社の第3四半期の事業全体での売上高は21%増の5億5500万ユーロ(6億5600万ドル)を記録した。
今期の販売好調は、販売店への販売強力に力を入れたことが大きく寄与したと見られている。
ユーリー・ルシコフ(Yuri Luzhkov)モスクワ市長によると、今年のモスクワ市の経済成長率が16-17%となる見通しであることが7日判明した。
同市長は、16%の経済成長について、中国の高成長率を上回る数字にモスクワ市の不動産開発や文化施設の保護などといった問題の解決を助長すると期待感を明らかにしている。
モスクワ市では、来年度には市予算から150億ルーブル(約5億2000万ドル)の文化補助予算とした枠を確保しており、市が03-04年度までに支出した50億ルーブルの同予算からは3倍増となる見通し。