カジノチェーンRitzio Entertainment Groupが06年にもロンドン証券取引所に株式公開を目指す意向であることが2日明らかになった。
Ritzioは、カジノクラブVulkanを運営している。
株式公開時の幹事にはクレディ・スイス・ファースト・ボストンが就くと見られている。ロシアのカジノ市場は、04年度には56億ドル規模であったが、07年には75億ドルまで規模は拡大すると予測されている。
ロシア国内で事業規模最大を誇る民間銀行の一つであるロスバンク(Rosbank)が大株主であるInterros Holdingが保有するOVKグループ傘下の6つの銀行の買収の是非を問い合わせていることが1日明らかになった。
Alexander Popovロスバンク会長は、今回のM&Aの動きを、国内のリテール市場のシェア拡大を目的としたものと言及している。
ロスバンクではOVK系銀行の買収には、1億ドルを銀行融資から調達するとしている。
03年中旬頃にInterros Holdingでは、Sberbankに次ぐ国内ネットワーク網を持つOVKグループを傘下の銀行6行を含めて買収していた。
グレフ経済発展商務相は30日、ロシア政府が進める国営石油会社ロスネフチのロンドン証券取引所への株式公開(IPO)において、市場から150億ドルの調達を予定していることを示唆した。
グレフ大臣によると、今回のIPOをロンドンで行う理由は、ロシアの証券市場は依然規模が小さいこととしている。ロシアの証券市場では、IPO出来たとしても、精々30〜40億ドル程度しか調達できないと見られている。
市場から調達した資金は債務の支払いと既存事業への投資しに振り向けられる計画。
ロシアのグレフ経済発展商務相がこの27日に国内に施設する経済特区名6ヵ所を列挙している。
今回同大臣が示唆した経済特区には2つの形態があり、石油経済に頼った産業構造からの脱却を求めて07年度から投資メリットをが得られるような事業計画とされている。
特区には、先ず技術研究センターとして、モスクワ近郊のドゥブナ(Dubna)、ゼレノグラード(Zelenograd)、サンクトペデルブルグ、シベリアのトムスク(Tomsk)の4カ所が選ばれ、製造業特区としてタタルスタンのエラブカ(Yelabuga)および中央ロシアのリペツク州の2ヵ所が選ばれた。
06年度の連邦予算では、80億ルーブル(2億7790万ドル)が特区内のインフラ整備のために投資されるように組まれている。また、特区に進出を計る企業は総額で最低1000万ユーロの投資を進出後20年間の間に行う必要がある。
最近、国内最大手ガス会社ガスプロムに買収された石油会社シブネフチが来年度からは人気サッカーチームCSKAのスポンサーを降りることを28日発表した。
シブネフチでは、CSKAとのスポンサー契約は05年年末までとなっており、今後は継続しない意向であると明らかにした。
シブネフチとCSKAでは、2003年に5400万ドルのスポンサー契約を結んでいた。これまでにCSKAは04-05UEFAカップで優勝したり、05年国内リーグ、国内カップ戦などで優勝していた。