ロシアの大手出版元Trader Classified Media NVが東欧事業部門のTrader Media Eastをロンドン証券取引所に上場させる意向であることを23日発表した。
Trader Media Eastでは、メディア事業をCIS、ハンガリー、クロアチア、ポーランド、バルト3国などで手がけている。また、ロシアでは、日刊紙のほか、Iz Ruk v Ruki、Optovik、Avto、Work Todayといった雑誌やインターネットサイトwww.job.ru、www.job-today.ru、www.auto-photo.ruなどを運営している。
上場へ向けた主幹事をモルガンスタンレー、クレディスイスなどが引き受け、そのほかの幹事にJPモルガン、ABMアムロ、BNPパリパなども参加する。
英経済誌ファイナンシャルタイムスによる同社の上場価値は約6億ドルから7億3000万ドルと試算している。
UralSib Bankの05年度の収益が04年度の11億800万ルーブルから800%増となる100億460万ルーブルまで急拡大を記録した。
同行の急成長は主にAvtobank-NIKOIL、BIB Bank、IBK NIKoil、Kuzbassugolbankとの合併から組み込まれたものとなっている。
UralSibグループの資産高は昨年末の時点で4550億ルーブルにまで拡大した。
ロシア中央銀行は19日、06年度のロシアのインフレ率を8.5%を上回らない水準に留まると予測し、9%程度のルーブル高になるという見通しをそれぞれ発表した。
05年度にロシアでは8.5%のインフレ目標が守れず、最終的に10.9%といった高インフレに終わる結果となった。
中央銀行では、今年のインフレ目標を8.5%とする中、年初から1月16日までのインフレ率は既に1.7%の水準となっており、昨年の同期間期比で0.2%高い水準となっている。
ロシアの大手銀行スベルバンク(Sberbank)がカザフスタンのTexabankとの間で、買収を前提にした事前合意書に署名したことを18日明らかにした。
合意事項では、買収は早くて06年第四半期中にも完了される見込み。
また、スベルバンクではウクライナの国立準備銀行(National Reserve Bank)の買収も手がけており、こちらは当初目標とした今年第1四半期中の手続き完了は延期せざる得ない状況にある。
ガスプロムバンクが保有するロスクレネグロ株をガスプロムへ移管することをガスプロムのミレルCEOが16日明らかにした。
近い将来株式公開を計画するガスプロムバンクでは、企業組織や事業の透明性を高めるためにロスクレネグロ株をガスプロムへ移管させることが重要であると捉えている。
ガスプロムの子会社であるガスプロムバンクでは、ロスクレネグロ株を50%保有しており、ロスクレネグロがロシアからウクライナへのガス供給を一手に握っている。そして、残りの50%の株式はオーストリアのライファイセン銀行の手中に置かれている。
現在、ロスクレネグロは、ウクライナの中でも株式の不明瞭な保有形態に焦点があてられており、ライファイセンの持つ株式の真の株主が誰であるのかが問われている。
ガスプロムバンクでは16日に役員会が開かれ、ロスクレネグロ株をガスプロムへ移管させることが了承されている。