ロシアの民間大手石油会社ユコス(YUKOS)が英国の子会社Davy Process Technology Ltd (DPT)を売却したことを1日発表した。
DPTは化学品や鉄鋼商品などを手がけるJohnson Mattheyへ7100万ドルで売却された。
05年にユコスではロシア国外にある自社資産を売却する決定を下しており、その売却資金で未払い分の追徴課税に振り向けることを決めている。
ロシア人の7割が生活費の余剰分を衣服に振り向け、預貯金が後回しにされている。42カ国を対象としたACニールセンが行った調査報告の中でロシア人の多くが生活費の支払い後に残る余剰金を先ず先に衣服などに振り向けていることが報告された。
ロシア人の5%で生活費の支払い後に、全く残金が残らない水準の生活を強いられており、世界平均の10%のほぼ半数とこのところの生活レベルの向上が伺え知れる。
生活余剰金の多くの使途について、ロシア人の70%で衣服などの購入に振り向け、51%がIT関連商品に費やすと回答を寄せている。世界全体を対象とすると、35%の回答者で不可分所得を衣服に回し30%をIT商品の購入を重視しているという傾向が出ている。
消費傾向が強い国民としては、アメリカとポーランドが上げられ、全体の22%がすべてを消費に回し、一切預貯金を持たないことが判明した。
大手および中堅企業による収益合計が連邦統計局から30日発表され、05年1-11月期の期間中、企業収益は全体で35.2%増の2兆7190億ルーブル(958億ドル)に達したことが分かった。
黒字計上を果たした企業は4万5900社で、総額は2兆9680億ルーブルとなり、一方で赤字計上となったのは2万4200社で総額2491億ルーブルを記録した。
04年度1-11月期の収益合計は、2兆116億ルーブル(692億ドル)の黒字であった。
ロシアでトップ10に入る大手銀行ロスバンク(Rosbank)が今年中旬に株式公開を行い、自社株の15%を放出することを27日明らかにした。
今回の決定により、同行では新たに1億株を発行し、IPOに備えるとしている。
ロスバンクの株主は鉄鋼王のVladimir Potanin氏で、同行の上場で国営大手のSberbankに次ぐ、大手銀行の株式公開になると見られている。
また、国内第2位の国営Vneshtorgbankでも同じように株式公開を進めており、こちらは07年年初に最大25%の株式を放出することを進めている。
ロシア最大の三菱、アウディ、フォード、現代、マツダを扱う自動車ディーラーRolfが東欧へ進出する意向であることを23日明らかにした。
同社では、つい先日カザフスタンで正規三菱ディーラーになったばかりであった。Rolfは1991年創業で、ロシアの自動車販売市場の20%近くを獲得しており、モスクワとサンクトペデルブルグに11店舗を展開している。
昨年度の同社の売上げは一昨年から84%拡大した19億9000万ドルであった。