急拡大する南東欧の市場を踏まえ、アイスランドのジェネリック医薬品メーカーActavis Groupが30日、ハンガリーの医薬品会社Keri Pharmaを買収したことを発表した。
Keri Pharmaは91年の創業で、特にジェネリック薬品の開発、販売、マーケティングを事業の要としている。現在は、売り上げ増を目論み、隣国のポーランド、スロベニア、スロバキア、チェコ、バルト3国などに商品を輸出している。
ドイツ大手金融機関HVBのポーランド法人Bank BPHのJozef Wancer代表は28日、収入増により05年度の市場シェアが拡大する見通しであることを明らかにした。
同行は、過去2年間にほぼ全域で営業基盤を固めてきており、他行以上に経営効率が強い財務体質になっているという。
2004年度に同行は10億2900万PLNの収益を計上し、昨年の流れを引き継ぎ、今年上半期にも昨年同期比で15%増の4億5500万PLNの収益を計上した。
資産残高でポーランド第3位の規模を誇るBPHは、今後シェア第2位のPekao銀行との合併が控えている。
ロシアのガスプロムバンク(Gazprombank)がハンガリーのAEB銀行の株式26%を売却する意向であることを27日明らかにした。
同行株の売却先には、ロシア人大富豪Megdet Rahimkulov氏が経営するFirthlionが有力候補となっている。株式の売却価格は8000万ドルに達するものと試算されている。
ハンガリー国内最大の医薬品会社Gedeon Richter Rtがウクライナのキエフへ600万ドルの投資を行い、来年にも生産を開始する意向であることを26日明らかにした。
計画では、ハンガリーで製造された医薬品をウクライナで包装するという。
同社によると、ウクライナは輸出先としては4番目の市場規模に達しており、周辺国を含めると今年上半期での売上は1100万ドルを記録している。
ポーランドで天然ガス事業を独占するPGNiGが株式公開(IPO)を予定しており、少なくとも約27億PLNを市場から調達することになる。
同社では、株式を1株2.98ユーロで販売する予定で、IPOと同時に26億8000万PLNを調達することになり、当初目論んだ15億PLNを大幅に上回る。
既に同社株の購入には15.6倍の申込者が殺到しており、その内57%がイギリスからの投資家となっている。