独米自動車メーカー ダイムラークライスラーがロシア政府との間でメルセデス・ベンツ用の組立工場建設で継続的に協議を持っていることを16日示唆した。
同社のKlaus Mangold氏は、多くの問題が依然存在するが、経済規模に準じた投資を行うことになると示唆している。
同氏によると、ロシア政府との協議が上手くいった場合、ダイムラー社では北西ロシアで組立て工場を建設する計画で、昨年の両者による合意事項では工場建設には9600万ドルを投資することになっていた。
米マクドナルドがロシアでの事業拡大に今年5000万ドル強を投資する計画があることをロシア・東欧部門代表のKhamzat Khasbulatov氏が15日明らかにした。
マクドナルドでは、今年、新たに25店舗の開店とマックカフェ15店舗を開設する予定で、既存店舗の手入れなどを含めて、年内に総額を投入する。昨年は、新たに18店舗をロシア国内に開設し、総店舗数147店舗となり、進出都市は37都市に達した。
昨年、マクドナルドの売上げ高は26%増加し、今年は20〜30%の拡大を期待している。
西側銀行団がモスクワ仲裁裁判所に対して、一度はロシア最大の石油会社となった追徴課税の支払いに苦しむユコスの破綻請求を10日に求めている。
フランスのソシエテ・ジェネラル率いる銀行団は、ユコスへ融資した10億ドルの残る融資分4億8200万ドルの支払いをこれまで求めてきた。
GML(旧グループ・メナテップ)代表のTim Osborne氏は、銀行団の動きを債務処理を急ぎ、今件を終わらせたいとしていると分析しており、破綻請求をしのぐ最終手段として、リトアニア政府から要請されているマゼイキウ・ナフタ株の売却により、銀行団への支払いが可能となると示唆している。
リトアニア政府は10日にユコス保有分のマゼイキウ株を最大で10億ドルで買い取ることを通知してきている。
ロシアの香水及び化粧品メーカーカリーナ(Kalina)は10日、05年度の売上高が63億3900万ルーブル(約2億2639万ドル)となり、04年度の51億9600万ルーブルから22%増加したことを発表した。
総売上は、19.04%増の29億7500万ルーブル(約1億625万ドル)となった。
カリーナはロシア最大の化粧品メーカーで、エカテリンブルグとオムスクに主要工場を所有しており、子会社にPallada Ukraine、Novoplast(エカテリンブルグ)、Kalina Overseas Holding B.V. (オランダ)、Kalina International SA (スイス)などがある。その他には、ドイツDr.Scheller Cosmetics AGの大株主でもある。
ロシア国内大手通信事業者ゴールデン・テレコムは9日、05年度の収益が7610万ドルとなり、04年度から17.4%の増益となったことを発表した。
ゴールデン・テレコムは、ロシア国内及びCIS諸国で電話及びインターネットサービスを提供しており、第4四半期の収益は4.7%増の1790万ドルを計上した。
昨年度の売上げ高は04年度から14.3%多い6億6740万ドルであった。