スルグルトネフチェガス(Surgutneftegas)は17日、05年度に利益剰余金期首残高が04年度の658億5900万ルーブルから74%増加した1144億7900万ルーブルに拡大したことを発表した。
05年度の売上げ高は48%増加した4287億4100万ルーブルで、経費2645億5700万ルーブル、税引き前利益1502億2700万ルーブルをそれぞれ記録した。
同社では、05年度の配当として366億6800万ルーブルを予定しており、04年度の189億6500万ルーブルからほぼ倍増を計画している。
通信大手のモバイル・テレシステム(Mobile TeleSystems)のVasily Sidorov代表が収益減を理由に辞任し、傘下企業から新たな代表者を招聘することが14日明らかになった。
MTSでは、4月14日から6月14日までの期間Leonid Melamed氏を暫定代表に据え、6月の臨時株主総会で今後の方針を決定する。
Melamed氏は、保険会社Rosnoから招聘される。
解任されたVasily Sidorov前代表は、昨年第4四半期の収益が急減したことを受けて解任されたと見られている。
ロシアで電力市場を独占するUnified Energy System(UES)は13日、2005年度の収益が13%減少した209億ルーブル(約7億3000万ドル)となったことを発表した。
UESによると、05年第4四半期の収益は、冬季の電力需要が増加する要因もあり、売上げが12億7000万ルーブル(約4400万ドル)にまで拡大したことを受けて、54%増加した78億2000万ルーブル(約2億7300万ドル)に達した。
ロシアのリテール・チェーン大手のPyaterochkaとPerekriostockの2社が合併を発表した。合併後の代表者はPyaterochkaから選出されることも決定しており、Perekriostokの株主で金融大手アルファグループは合併会社の大株主に留まる見通しとなっている。
この4月6日にPyaterochka Holding N.V.では、Perekriostokとの合併協議を持ったことを初めて認める発言を出していた。
ロシアで食料品リテール最大手のPyaterochkaは、326店舗を展開し、フランチャイズ形式で別途に425店舗を傘下に運営している。大株主には、オランダのMarie Carla-Corporation N.V.が16.78%、Tayleforth N.V.が48.72%をそれぞれ保有している。その他にはニューヨーク銀行が34.5%の株式を預かり受けている。
Pyaterochkaでは、昨年、売上高が23%増加した13億5900万ドルに達した。
また、一方のPerekriostokはロシアとウクライナの38都市に130店舗を展開しており、昨年度の売上げ高は11億8500万ドルであった。同社の大株主は、アルファ・グループが90.3%の株式を保有し、残りを投資会社Templeton Investment Fundが7.1%、及びPerekriostok役員が2.6%をそれぞれ保有している。
リャザネネルゴ(OAO Ryazanenergo BoD)が05年度の配当として収益の86%分に当たる7600万ルーブルを配当する意向であることを11日示唆した。
今回の配当案が株主総会で承認された場合、1株あたり0.367256ルーブルが配当されることになる。昨年には同社株主は、計1350万ルーブルの配当を受けているので、今年は約5.6倍の高配当を受け取ることになる。
05年度の同社の収益は04年度期比で6.2倍となる8835万5000ルーブルであった。
リャザネネルゴの大株主にはRAO UES of Russiaが49%、ZAO DKKが30.27%の株式をそれぞれ保有している。