06年度の純利益が05年度期比で2.5倍となる59億6500万ドルとなったことをノリリスク・ニッケルが発表した。
販売高は61.11%増の115億5000万ドルに達し、鉄鋼価格の高騰が同社の利益を押し上げる格好となった。営業利益も2.2倍増となる70億2400万ドルに上っており、税引き前利益は、同じく2.1倍となる67億7700万ドルであった。
ロシア最大の航空会社アエロフロートがイタリアのアリタリア航空株39.9%取得に向けて8億ユーロ、10億ドルの借入れを必要としていることを同社のMikhail Poluboyarinov財務部長が示唆している。
融資に前向きなのは、ユニクレディット(UniCredit)を筆頭に計4行が融資を行うと見られている。また、同社では融資の支払いに向けてユーロ債の発行も目指しているという。
イタリア政府は7月にもアリタリアの保有株49.9%を売却する方針である。
米プロクター&ギャンブル(Procter & Gamble Co)がロシアへ今後3年から5年をかけて1億ドルを上回る投資を行うと示唆している。
同社は現在ロシアに3つの工場を操業させている。93年Novomoskovskbytkhim、03年Wella AG、05年にPetersburg Products Internationalをそれぞれ買収している。
同社によると、これまでにロシアへは2億7000万ドルを投じているという。過去5年間に同社の売上高は毎年20〜30%の拡大を続けており、今後も売上は継続するとの見方から今回の投資を決めている。
06年度のロシアでの売上高は10億ドルを上回った。
ロシア国内の商業不動産への投資額が06年度に38%の増加を見せている。投資を押し上げたのは、ショッピングモールやホテルなどの需要が高まったことがある。
投資総額は6億8200万ドルに達し、今年も昨年同様のトレンドが続くという。
実際の所、ロシア国内でのあらゆる建設計画への投資総額は、過去5年期比で35倍となる45億ドルに達している。1月から4月末までに国民所得は18.5%増加し、小売も13.6%増加するなど、国内経済は順調に成長している。
ロシア人は、所得の70%以上をショッピングに費やすといった傾向があることから、ますますシッピングモールは増加する一方だと見られている。
ガスプロムの役員会は、2007年度の収支計画で歳入が当初見通しから11.26%減少した2兆2777億ルーブル(約879億1000万ドル)となると見通しを下方修正させた。
同社では責務、経費、支出などの総額が3.5%増加した2兆7490億ルーブル(約1061億3000万ドル)に達すると試算している。