LETAによると、ラトビア経済省がリガで外国人観光客を狙ったぼったくり問題を撲滅するための対応策を思案中だという。
試案では、主にぼったくりを減らす為に、警察に監督する権限強化を与え、クラブやバーなどぼったくり被害が報告された店舗を閉鎖させるといった権限を与えるといったものとなっている。
同時に酒類取り扱いの免許の発行やバー開設免許などの取り扱いも警察に与えることなども盛り込まれるかもしれない。
エストニア航空(AS Estonian Air)が昨年燃料高および需要減から損失を大きく広げ、07年度期比で3倍を超える損失を計上した。
米、ブルームバーグによると、同社の損失は1億7050万クローン(約14億6630万円)に上った。
一方で、昨年の売上高は6%増加した14億6000万クローン(約125億5600万円)を達成している。
エストニア航空は06年以降、一度も黒字化出来ておらず、収益構造の再構築を急ぐ必要を迫られている。
LETAによると、財政削減に励むラトビアの各省庁では、削減可能な支出の全てを対象に収支の再検査を行っているが、ラトビア国務省は短期的に23万3100ラッツ(約4483万円)の削減が可能だと発表した。
同省では、既に職務の再統合で3万8498ラッツ(約740万円)の削減に成功しており、同時に勤務時間の時短で9万8333ラッツ(約1891万円)を節約している。そして給与カットでも9万6269ラッツ(約1851万円)の支出削減にも成功している。
ERRによると、タリンを訪れている観光客は節約志向の人が多く、競争の激化もありホテルなどは既にかなり価格を引き下げている。
もうすぐソングフェスティバル(Song Celebration) を控えるエストニアだが、ホテルには以前空き室が多く、大手ホテルScandic PalaceのAnneli Luts氏は、部屋が埋まらない原因を多くの航空会社が廃線し、タリンから撤退したことが大きいと説明している。
同時に世界的な不景気も手伝って、観光客がかなり減っていることも大きく影響しているという。
大手旅行会社EstravelのMalle Pottseppマネジャーは、もう旅行者は長期で滞在することはなく、価格をかなり気にするようになっていると業界の変化を説明している。
Dienas Biznessによると、オランダのKLM Royal Dutch Airlineがこの7月からリガ‐アムステルダム航路を廃止すると発表したという。
同社による同航路廃止の背景は、経済環境の悪化と競争の激化で収益性に乏しいと判断したからだとされている。
昨年、同航路には9万5334人が搭乗し、路線シェアは2.6%を記録していた。
KLMは、既にタリン‐アムステルダム路線をこの5月に廃線としており、バルト3国からの撤退模様がかなり顕著となってきた。