経済シンクタンクGKIが行った経済予測についての調査で、GDPの拡大とインフレ率の低下傾向がそれぞれ報告された。
GKIによると、ハンガリーの経済成長は05年第2四半期に始まり、現在でも継続している。貿易赤字も05年1-9月期に昨年同期の32億ユーロから21億ユーロまで減少することに成功し、経済の好調が裏づけされている。
インフレ率については、前回予測の3.7%から3.6%に下方修正され、年末には消費者物価指数は同じく前回予測の3.7%から3.2%まで下方修正がなされている。
OTPバンクは24日、100%の株式を保有する保険子会社Garancia Insurance Ltd.がルーマニアの保険会社Ceccar Romasの株式95.81%を192万ユーロで買収したことを明らかにした。
Ceccar Romasは1998年の創業で、主に損保事業を行っている。同社の保険料収入は04年度には175万ユーロに達し、03年度の107万ユーロから大幅に収入を拡大させていた。
買収後には、株式資本を430万ユーロ増資する計画で、OTP Garancia Insurance Ltd.とOTP Bank Romaniaが出資することになっている。
セルビア統計局は22日、セルビア共和国の10月期の平均総月給額が2万6721ディナールとなり、9月期と比較して名目賃金では0.36%、実質賃金では2.6%の減少となったことを発表した。
税金および献金などを除いた10月の平均給与は1万8265ディナールであった。
産業界の賃金水準は、平均月給は1万7432ディナールに留まり、同じく非産業界の賃金水準は2万0134ディナールに留まった。
ブルガリアの国立統計機構は14日、05年10月期のインフレ率が04年同月期比で6.5%の上昇となったことを発表した。
1-10月期のインフレ率は、昨年同期比で4.7%上昇した。
また、ブルガリアの05年10月期の消費者物価指数(CPI)は9月期比で101.2%となっている。
オーストラリアの投資銀行マッコーリー(Macquarie Bank Ltd.)傘下の世界各国の空港へ投資するマッコーリー空港ファンドがハンガリーのブダペスト空港への入札を取りやめたことを3日発表した。
同ファンドでは、ブダペストの他にも、シドニー、ローマ、バーミンガム、ブリストル、コペンハーゲンなどの空港にも強い興味を示している。
これまでにブダペスト空港の公開入札に参加を表明していたのは、独の大手建設会社Hochtief、独フランクフルト空港を運営するFraport、イギリスBA、コペンハーゲン空港、豪マッコーリーの5社であった。
しかしながら、コペンハーゲン空港も入札には最終的には不参加とする声明を出していることから、最終的には3社に絞られると見られている。
落札価格は2020億フォリントから3900億フォリントが予測されている。また、これまでは豪マッコーリーが落札の最右翼と見られていた。